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初めての 小山登美夫ギャラリー [Gallery]

初めて訪れる 小山登美夫ギャラリーは東京現代美術館の近くだったんですね。
大きな倉庫の5、6、7Fに複数のギャラリーが営業しており、その最上階のワンフロアが小山登美夫ギャラリーです。
IMG_5602.JPG
入り口がわからず、荷物倉庫のようなそこには荷物専用の大きなエレベーターがあります。
そのエレベーターで上がって行きましたが、その扉が開かれた先は尾とてもオシャレでモダンなギャラリーが。
IMG_5601.JPG
ここは、レオ・キャステリかメアリー・ブーンかと思うほどの80年代のソーホーのギャラリーに似ていました。
あいにく作品の方は、私の興味を引くものはありませんでしたが、それでも完売とは恐れ入りました。
http://www.tomiokoyamagallery.com/exhibitions/current/jpn/frame.html

下のフロアにおりると、ワンフロアに3、4軒のギャラリーが店を出しており、デパートのブティックのようなオシャレです。こっちのギャラリーにはいわゆる現代美術が展示されておりました。
中にはスタッフを5人も6人も抱えているギャラリーもあり、その働いてる様子も観客側からも見えます。IT企業のオフィスのようなオシャレな事務所。
これだけのスペースとスタッフを抱えてやって行くにはどれだけの売り上げが必要なのか?つい考えてしまいました。
ココが清澄ということを忘れてしまうほど、各ギャラリーお洒落でチョットしたショックです。
これだけのギャラリーが曲がりなりにもやって行けるほど日本のアート界の状況は良くなたという事ですね。

日本のアートシーンに今、何が起こっているのか?
しばらくこの問題を追い求めて行きます。

なぜか、昔の佐賀町エキジビットスペースを思い出してしまいました。
http://apm.musabi.ac.jp/imsc/cp/menu/artspace_alternativespace/saga/interview.html

新しいドコモ [ essay]

手のひらに、明日をのせて。

意味分かります?
いつでも、どこでも、あなたと明日をつなぐために。って

携帯電話業界をリードしてきたNTTドコモがここに来て、頭打ちになっている。
純増1位のソフトバンクなどの追い上げに、相当あせってるのだろう。
ここにきて慣れ親しんできたロゴを一新しました。
もちろんロゴを変えるにあたってはそれなりの理屈も必要でしょう。
でも、意味がわかりません。。
new080418_00.gif
そして、肝心のロゴは
「新しいロゴは、特別色である「ドコモレッド」を採用すると共に、小文字で「docomo」と表記しました。未来に向けた無限の可能性とヒューマンタッチ、安心感、信頼感を表現した、シンプルで親しみやすいデザインと考えています。」

シンプルで親しみやすい?
確かに今風です。
でもこれのどこが安心感をあたえ、無限の可能性を感じるのでしょうか?
巨大なNTTというバックボーンを感じるちょっとださいけど従来のロゴのほうが、よっぽど安心感を感じるのは私だけでしょうか?

いまやNTTグループで一番の稼ぎ頭であるドコモ。東日本も西日本もBフレッツが思うようにいかないので、焦りからなのか?
たしかに気分を変えて、心機一転頑張ろうと言う気持ちは分かりますが。

現代アートビジネス  小山登美夫 著 [BOOK]



村上隆と奈良美智を世に出したギャラリストが語る現代アートビジネス事情。
この本に書かれてる事は120%真実で、しかも大変分かりやすく書かれております。
小さい頃から美術が好きで東京芸術大学を卒業後、西村画廊と白石コンテンポラリーアートを経て独立した著者ですが
作家と二人三脚で日本の現代アートを世界に売り出して行く様などがよく書かれています。

現代アートに目覚めるきっかけとなったのが、中学3年生のときに見たジャスパー・ジョーンズという事です。

いまでこそだいぶ一般的に開かれてきた現代アートですが、著者がこの本を書いた理由はまさに「この閉鎖的な日本のアート業界を風通し良くしたい」と考えての事です。

むかし、1978年「日本美術界腐敗の構造」という本がありましたが、当時は現代美術そのものがわけの訳の分からない閉鎖的なものでしたが、それ以上に上野の公募団体、いわゆる日展系ですね。
そちらが幅をきかしていて日動画廊に代表される売り絵の世界が、より閉鎖的ないわゆるピラミッド構造の美術界として現代美術の対極にありました。
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今は、そんな比較をする必要もない位一般的に認知されています。

著者がこの本で語ってるビジネスこそが世界基準であって、少なくとも日本の特殊な状況は変わりました。
それでも現代アートは分からないと言う人には、是非読んでもらいたい一冊です。

でも、公募団体は60年も変わらないよな。。。。


現代アートビジネス (アスキー新書 61)

現代アートビジネス (アスキー新書 61)

  • 作者: 小山 登美夫
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2008/04/10
  • メディア: 新書



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