中村政人 個展「明るい絶望」 [ essay]
昔のブログを読み返していると。。
こんなことを考えていたんだなぁというのに出会います。
そんなひとつですね。
中村政人の評価は私にはいえませんしよく分かりませんが。
アーティスト 中村政人の10年ぶりの個展が、2015年10月10日(土)~11月23日(月・祝)アーツ千代田 3331にて開催されています。
中村政人(なかむら まさと、1963年 - )は、東京芸術大学大学院終了後、美術家としての活動を開始、村上隆と共に「中村と村上」展や「大阪ミキサー計画」などを活動を展開した後、コンビニの看板を作品化したシリーズやマクドナルドのMサインを作品化するなど社会的な意味を持つ作品展開を進め、1998年よりアーティスト・イニシアティブ「コマンドN」を主宰。現在東京芸術大学准教授。
東京都千代田区にある廃校を利用したアートスペース「アーツ千代田3331」にて統括ディレクターを務める社会との関わりの中での表現活動をしている。
その中村の個展に合わせ、美術手帖12月号にて特集も組まれていますので、興味のある方を一読を。
中村にとって、いや日本の美術界にとっての問題点は、「アーティストに自立する意識の乏しいこと」。
いち早くその問題に気づいたのは、80年代にニューヨークで観た日本人アーティスト達。美術手帖などでも紹介されている華々しいアーティストたちですら生活が厳しく苦労している現状を目の当たりにして、卒業後ニューヨークでの生活ではなく韓国への留学を選んだ経緯。
予備校講師時代の村上隆との出会いなどについて語られています。
その中で感じることは、美術のための美術ではなく、しっかり産業とコミュけーとした美術。要するに趣味ではないビジネスとしての美術。その中でこそ新しい表現が生まれるとかんじ、自分たちで日本のアートの文脈を作ろうとしてきたわけです。
この20年で、日本のアートも少しづつ社会に根付いてきました。それは彼らの努力の賜物でしょう。
もちろんNYや世界のアートマーケットとはちょっち異なった根付き方ですが、どちらが正解とは言えません。
所詮、世界で流通するアートは金持ちによる道楽であることには違いありません。
もちろんアートマーケットで流通するアートだけがアートでもありません。
我々にとって、リアルなもの。それはなんなのか?
様々な取り組み方があります。
そんなことを考えながら、中村政人の個展を観に行って見ようとお思いました。アーティスト 中村政人の10年ぶりの個展が、2015年10月10日(土)~11月23日(月・祝)アーツ千代田 3331にて開催されています。
http://m.3331.jp/
こんなことを考えていたんだなぁというのに出会います。
そんなひとつですね。
中村政人の評価は私にはいえませんしよく分かりませんが。
アーティスト 中村政人の10年ぶりの個展が、2015年10月10日(土)~11月23日(月・祝)アーツ千代田 3331にて開催されています。
中村政人(なかむら まさと、1963年 - )は、東京芸術大学大学院終了後、美術家としての活動を開始、村上隆と共に「中村と村上」展や「大阪ミキサー計画」などを活動を展開した後、コンビニの看板を作品化したシリーズやマクドナルドのMサインを作品化するなど社会的な意味を持つ作品展開を進め、1998年よりアーティスト・イニシアティブ「コマンドN」を主宰。現在東京芸術大学准教授。
東京都千代田区にある廃校を利用したアートスペース「アーツ千代田3331」にて統括ディレクターを務める社会との関わりの中での表現活動をしている。
その中村の個展に合わせ、美術手帖12月号にて特集も組まれていますので、興味のある方を一読を。
中村にとって、いや日本の美術界にとっての問題点は、「アーティストに自立する意識の乏しいこと」。
いち早くその問題に気づいたのは、80年代にニューヨークで観た日本人アーティスト達。美術手帖などでも紹介されている華々しいアーティストたちですら生活が厳しく苦労している現状を目の当たりにして、卒業後ニューヨークでの生活ではなく韓国への留学を選んだ経緯。
予備校講師時代の村上隆との出会いなどについて語られています。
その中で感じることは、美術のための美術ではなく、しっかり産業とコミュけーとした美術。要するに趣味ではないビジネスとしての美術。その中でこそ新しい表現が生まれるとかんじ、自分たちで日本のアートの文脈を作ろうとしてきたわけです。
この20年で、日本のアートも少しづつ社会に根付いてきました。それは彼らの努力の賜物でしょう。
もちろんNYや世界のアートマーケットとはちょっち異なった根付き方ですが、どちらが正解とは言えません。
所詮、世界で流通するアートは金持ちによる道楽であることには違いありません。
もちろんアートマーケットで流通するアートだけがアートでもありません。
我々にとって、リアルなもの。それはなんなのか?
様々な取り組み方があります。
そんなことを考えながら、中村政人の個展を観に行って見ようとお思いました。アーティスト 中村政人の10年ぶりの個展が、2015年10月10日(土)~11月23日(月・祝)アーツ千代田 3331にて開催されています。
http://m.3331.jp/
タグ:中村政人
ヘレン・シャルフベック [ essay]
2016年1月、神奈川近代美術館 鎌倉館の閉館に併せて鎌倉の展示を観てから急遽葉山へいくことにしました。
JR鎌倉駅から電車でひと駅、逗子駅でおりて、そこからバスに揺られてこの葉山館へいくのですが、連休ということもあり道路は渋滞、バスで30分程もかかってやっと到着した美術館は、かなり立派な外観とお洒落なレストランのある、海に面した美術館です。
この「ヘレン・シャルフベック」展は東京芸大大学美術館からの巡回展で、芸大の展示を見逃してしまった私にとっては最後のチャンスと思い、わざわざ葉山まで来ました。
フィンランドを代表する女性画家ヘレン・シャルフベックは、3歳のときに事故で足が不自由になりますが、11歳のときに絵画の才能を見出されます。
11歳の彼女の描いたデッサン(素描)は当時活躍していた画家アドルフ・フォン・ベッカーに認められ、ヘレンは無償で素描学校に通うこととなります。
JR鎌倉駅から電車でひと駅、逗子駅でおりて、そこからバスに揺られてこの葉山館へいくのですが、連休ということもあり道路は渋滞、バスで30分程もかかってやっと到着した美術館は、かなり立派な外観とお洒落なレストランのある、海に面した美術館です。
この「ヘレン・シャルフベック」展は東京芸大大学美術館からの巡回展で、芸大の展示を見逃してしまった私にとっては最後のチャンスと思い、わざわざ葉山まで来ました。
フィンランドを代表する女性画家ヘレン・シャルフベックは、3歳のときに事故で足が不自由になりますが、11歳のときに絵画の才能を見出されます。
11歳の彼女の描いたデッサン(素描)は当時活躍していた画家アドルフ・フォン・ベッカーに認められ、ヘレンは無償で素描学校に通うこととなります。
タグ:ヘレン・シャルフベック
藝祭レポート。今年2015年の展示は? [ essay]
毎年行っている東京芸大の藝祭。
模擬店などもたくさんあり、イベントも3日間通してあるのですが、私の目的は展示です。
もっとも学生の作品展示ですので、そうそうすごいのを期待してるわけではありませんが、それでも半日かけて見る価値はあります。
やはり、ココにも流行があって年度ごとにそれぞれ傾向みたいなものが感じられます。
ゼロ年代は漫画やアニメをテーマにした作品がおおかったのですが、今年はそういう傾向に偏ってはいませんでした。
もちろんありますが、それ以外にあらゆる方向の作品が多かったですね。
芸術大学らしく、学生が今後何をテーマに制作していこうかと試行錯誤してる様子が感じられました。
正直一時期のようにあまりに早い段階でデビューを意識した作品作りはいいとは思いません。
すくなくとも、1,2年はあらゆるものを吸収する時期だと思いますし。
いつものように絵画唐Fまでエレベータで一気に上がり、順にゆっくり見てきました。
気になった作品のみご紹介しますが、私の目で見てこれが良質の作品という意味合いで掲載してるわけでは決してありません。
ココに紹介してない作品でもいいなと思うものは多少ありましたが、学生の今の時期にいい仕事をしているなという観点で紹介します。
藝祭レポート。今年の展示は?