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森村泰昌「美の教室、静聴せよ」展 [Exhibition]

横浜美術館で開催中の森村泰昌「美の教室、静聴せよ」展に行ってきました。
この美術館は1年に2度ほどは行ってますね。
可成り良い企画展をやってます。最近は頻繁に行ってます。

今回は森村泰昌です。


学校の教室をイメージして、展覧会場を細工し、鑑賞者全員に音声ガイドにより説明します。
作品を見ただけでは分かりにくいのですが、こうすることで作者の考えてることが良く分かります。


彼は世界的にも認められている作家で、ゴッホの自画像を森村自身が扮して作られた作品が有名です。

また、絵画の中に入っていくと言うことで、フェルメールの有名な作品のアトリエを実寸で再現し展覧会場にも設置しております。以前NHKの番組で放映してましたがコレがそうなのね。

人類を救えるのは「笑い」カモしれません。どうして大統領もテロリストも核を搭載したミサイルでなく、笑いを搭載したミサイルを開発しようとしないのか?いやそれを開発出来るのは、政治家や軍人でなく、芸術家なのかもしれない。
という言葉が印象的でした。


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AR・ペンク [Artist]

旧東ドイツ出身のアーティスト、A・R・ペンク。
ペンク作品の特徴は、太古の洞窟絵や象形文字を思わせる記号的モチーフが情報化社会といわれる今日においてモダン絵画として注目されている点である。

初めて彼の画集をゲットしました。
作家本人の写真も掲載されていましたが、とても絵からは想像できない感じです。

作品も、よく知られた作風以外にも、初期のものから掲載されています。


彼の絵画をはっきりと解説できる評論家がいるのでしょうか?
確かに旧東ドイツ出身の作家だけあって、キーファーのような思想的なものも感じます。

はっきり申しまして、彼の作品は難しい。どう表現していいのやら?


ユトリロ展 [Exhibition]

千葉県立美術館で8/26まで開催されている「ユトリロ」展に行ってきました。
この美術館は初めて訪れましたが、幕張からすぐなんですね。

日本人には人気のあるユトリロ
父親が誰かもわからず知生まれ、16歳で既にアル中でその後何度も精神病院を行ったりきたり。
72歳まで生きた人生のほとんどが酒の為の人生。
それでも、絵が売れ最後はパリの名誉市民の栄誉を受ける。

しかし、彼の画家として偉大なのは、「白の時代」と呼ばれる最初の頃の作品だけです。

特にノルヴァン通りを描いた何枚かの作品は、その異常な漆喰への拘りからか、また重苦しくくらいパリの空をペインティングナイフで塗り込めた怨念か、見るものに狂気を感じさせますが、紛れもなく傑作でした。

その後、画家とし成功し回りの人間から絵を描くことを強要され、「絵を描くマシン」と成り下がった頃の作品は、感じるモノがありませんでした。確かに売れそうです。一般大衆受けのしそうなその絵は私には腐って見えました。

何故、神は「白の時代」以降の40年間という時をユトリロに与えたのでしょう?
生きる試練を与え、唯一の救いであった絵画も今や彼にとっては救いでなく、アルコールに溺れるだけの人生。
彼の尊敬する憧れの女性「ジャンヌ・ダルク」とは違う試練を神は与えたのだろうか?

精神異常者の描く作品を見て、なんか凄くくらい気持ちになって返ってきました。


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