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ユトリロ展 [Exhibition]

千葉県立美術館で8/26まで開催されている「ユトリロ」展に行ってきました。
この美術館は初めて訪れましたが、幕張からすぐなんですね。

日本人には人気のあるユトリロ
父親が誰かもわからず知生まれ、16歳で既にアル中でその後何度も精神病院を行ったりきたり。
72歳まで生きた人生のほとんどが酒の為の人生。
それでも、絵が売れ最後はパリの名誉市民の栄誉を受ける。

しかし、彼の画家として偉大なのは、「白の時代」と呼ばれる最初の頃の作品だけです。

特にノルヴァン通りを描いた何枚かの作品は、その異常な漆喰への拘りからか、また重苦しくくらいパリの空をペインティングナイフで塗り込めた怨念か、見るものに狂気を感じさせますが、紛れもなく傑作でした。

その後、画家とし成功し回りの人間から絵を描くことを強要され、「絵を描くマシン」と成り下がった頃の作品は、感じるモノがありませんでした。確かに売れそうです。一般大衆受けのしそうなその絵は私には腐って見えました。

何故、神は「白の時代」以降の40年間という時をユトリロに与えたのでしょう?
生きる試練を与え、唯一の救いであった絵画も今や彼にとっては救いでなく、アルコールに溺れるだけの人生。
彼の尊敬する憧れの女性「ジャンヌ・ダルク」とは違う試練を神は与えたのだろうか?

精神異常者の描く作品を見て、なんか凄くくらい気持ちになって返ってきました。


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