山口晃 『日曜美術館』 [Artist]
昨日(4月19日)朝にNHK Eテレの『日曜美術館』で、山口晃の特集『画伯!あなたの正体は?ドキュメント・山口晃』が、放送されていましたね。
先日ブログでも書いたばかりでしたので、ゴッドタイミングでした。
山口晃が新作の制作に取り組む様子を、昨年秋から半年間にわたって密着取材して製作された番組です。
これまでも描いてきた「街の風景」をモチーフとしながら新たな表現に挑戦すべく、アトリエで試行錯誤を繰り返す山口の姿を綿密に追っており、分かりやすくいい番組でしたね。
現在、水戸芸術館で開催されている山口晃個展『山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ』を、観にいこうか迷ってましたが、いくことに決めました。
開催が5月17日までなので、あと一ヶ月弱。
いつものように車でぶらっと行って、じっくり観てこようかと思いました。
しかし、NHKはいい番組作りますね。
不祥事ばかりがつづいているNHKですが、スポンサーの顔色を伺わずに予算もある番組作りですから、当然かもしれませんが。
それでも我が家では、ドラマですらNHKのファンです。
この番組は、26日(日)夜8時から再放送ありますので見逃した肩はぜひご覧ください。
山口晃という画家の正体が少しはわかりますよ。
先日ブログでも書いたばかりでしたので、ゴッドタイミングでした。
山口晃が新作の制作に取り組む様子を、昨年秋から半年間にわたって密着取材して製作された番組です。
これまでも描いてきた「街の風景」をモチーフとしながら新たな表現に挑戦すべく、アトリエで試行錯誤を繰り返す山口の姿を綿密に追っており、分かりやすくいい番組でしたね。
現在、水戸芸術館で開催されている山口晃個展『山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ』を、観にいこうか迷ってましたが、いくことに決めました。
開催が5月17日までなので、あと一ヶ月弱。
いつものように車でぶらっと行って、じっくり観てこようかと思いました。
しかし、NHKはいい番組作りますね。
不祥事ばかりがつづいているNHKですが、スポンサーの顔色を伺わずに予算もある番組作りですから、当然かもしれませんが。
それでも我が家では、ドラマですらNHKのファンです。
この番組は、26日(日)夜8時から再放送ありますので見逃した肩はぜひご覧ください。
山口晃という画家の正体が少しはわかりますよ。
ろくでなし子 初公判 [ essay]
わいせつ物陳列などの罪に問われた漫画家の五十嵐恵被告(43)=ペンネーム・ろくでなし子=の初公判が15日、東京地裁で行われ被告は無罪を主張した。
裁判では、女性器をかたどった「作品」などがわいせつ物と言えるのかどうかが争点だ。
被告は「私のアート作品はわいせつではありません」と述べ、検察側と真っ向から対立した。
と朝日新聞は伝えているが
http://www.asahi.com/articles/ASH4F7QG4H4FUTIL046.html
これって、そもそも製作資金を集めるために(女性器を象ったボートを制作する「マンボート」プロジェクト)、 ウェブサイトで出資を募り、 3000円以上の出資があった人には見返りとして自身の女性器の3Dデータをダウンロードさせていた。 これがわいせつ物の頒布にあたる。
ということではなかったんですか?
いつの間に争点がずれたんでしょうか?
それとも朝日新聞の勝手な解釈なんでしょうか?
女性器がわいせつか否か?
ということなら、
最高裁は過去の判例で、①いたずらに性欲を刺激し②性的羞恥(しゅうち)心を害し③性的道義観念に反する、との3要件をわいせつ性の条件として定義する。
とあるので、わいせつじゃないと結論が出るでしょうが、裁判所にそこまで踏み込む権利があるのかどうかも疑わしい。
女性器の3Dデータをダウンロードして販売していたことに関しては、過去の判例から有罪になるでしょうし。
ただ、最近の3Dプリンターの問題もあるので、過去の判例にはとらわれないかもしれませんが・・・
いずれにしても正しい情報源から追っていかないと、争点がずれてきますね。
裁判では、女性器をかたどった「作品」などがわいせつ物と言えるのかどうかが争点だ。
被告は「私のアート作品はわいせつではありません」と述べ、検察側と真っ向から対立した。
と朝日新聞は伝えているが
http://www.asahi.com/articles/ASH4F7QG4H4FUTIL046.html
これって、そもそも製作資金を集めるために(女性器を象ったボートを制作する「マンボート」プロジェクト)、 ウェブサイトで出資を募り、 3000円以上の出資があった人には見返りとして自身の女性器の3Dデータをダウンロードさせていた。 これがわいせつ物の頒布にあたる。
ということではなかったんですか?
いつの間に争点がずれたんでしょうか?
それとも朝日新聞の勝手な解釈なんでしょうか?
女性器がわいせつか否か?
ということなら、
最高裁は過去の判例で、①いたずらに性欲を刺激し②性的羞恥(しゅうち)心を害し③性的道義観念に反する、との3要件をわいせつ性の条件として定義する。
とあるので、わいせつじゃないと結論が出るでしょうが、裁判所にそこまで踏み込む権利があるのかどうかも疑わしい。
女性器の3Dデータをダウンロードして販売していたことに関しては、過去の判例から有罪になるでしょうし。
ただ、最近の3Dプリンターの問題もあるので、過去の判例にはとらわれないかもしれませんが・・・
いずれにしても正しい情報源から追っていかないと、争点がずれてきますね。
タグ:ろくでなし子 初公判 女性器
高橋コレクション展 「ミラー・ニューロン」 [Exhibition]
日本の現代美術がここにある!
東京オペラシティ アートギャラリーで2015年4月18日[土]より6月28日[日]まで、 「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」が開催されます。
「高橋コレクション」は、精神科医・高橋龍太郎氏の収集による現代アートのコレクションであり、1990年代以降の日本のアートシーンを俯瞰できるコレクションとして、今までも何回と無く開催されてきました。
1990年代に収集を本格化させた高橋氏は、奈良美智、村上隆、会田誠など、現在日本を代表する作家の重要な作品を次々と収集することで、一躍現代アートのコレクターとして名を馳せました。
1990年以降の日本の現代美術の歴史といっても過言ではないコレクション。
今回、高橋氏が日本のアートと文化を考えるためのキーワードとして提案する「ミラー・ニューロン」。
このテーマの解説は、展覧会サイトTOPページにもあるので参照されるといいと思います。
http://www.operacity.jp/ag/exh175/
今回の展覧会で特に新しい作品は展示は無いかと思われますが、日本現代美術を理解する上で重要な作品ばかりなので、ぜひ観覧ください。
個人的に興味のあるのは、この作品群の中で菅木志雄や李禹煥などの「もの派」の作品がどう見えるか?コレクションする高橋氏の思惑とは別に、1980年代以前の歴史を作ってきた作品が1990年代以降の日本現代美術にどうつながっているのか?あるいは断ち切られているのか?
奈良美智「深い深い水たまりⅡ」1995
[出品作家]
会田誠、青木陵子、青山悟、淺井裕介、荒木経惟、安藤正子、池田学、伊藤存、井上有一、榎倉康二、大岩オスカール、岡田謙三、小沢剛、小谷元彦、風間サチコ、樫木知子、加藤泉、加藤美佳、金坂健二、草間彌生、鴻池朋子、小林孝亘、小林正人、近藤亜樹、塩保朋子、菅木志雄、須田悦弘、関根伸夫、辰野登恵子、束芋、Chim↑Pom、中村一美、奈良美智、名和晃平、西尾康之、蜷川実花、橋本雅也、舟越桂、町田久美、松井えり菜、丸山直文、Mr.、宮永愛子、村上隆、村瀬恭子、森村泰昌、森山大道、やなぎみわ、ヤノベケンジ、山口晃、横尾忠則、李禹煥
東京オペラシティ アートギャラリーで2015年4月18日[土]より6月28日[日]まで、 「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」が開催されます。
「高橋コレクション」は、精神科医・高橋龍太郎氏の収集による現代アートのコレクションであり、1990年代以降の日本のアートシーンを俯瞰できるコレクションとして、今までも何回と無く開催されてきました。
1990年代に収集を本格化させた高橋氏は、奈良美智、村上隆、会田誠など、現在日本を代表する作家の重要な作品を次々と収集することで、一躍現代アートのコレクターとして名を馳せました。
1990年以降の日本の現代美術の歴史といっても過言ではないコレクション。
今回、高橋氏が日本のアートと文化を考えるためのキーワードとして提案する「ミラー・ニューロン」。
このテーマの解説は、展覧会サイトTOPページにもあるので参照されるといいと思います。
http://www.operacity.jp/ag/exh175/
今回の展覧会で特に新しい作品は展示は無いかと思われますが、日本現代美術を理解する上で重要な作品ばかりなので、ぜひ観覧ください。
個人的に興味のあるのは、この作品群の中で菅木志雄や李禹煥などの「もの派」の作品がどう見えるか?コレクションする高橋氏の思惑とは別に、1980年代以前の歴史を作ってきた作品が1990年代以降の日本現代美術にどうつながっているのか?あるいは断ち切られているのか?
奈良美智「深い深い水たまりⅡ」1995
[出品作家]
会田誠、青木陵子、青山悟、淺井裕介、荒木経惟、安藤正子、池田学、伊藤存、井上有一、榎倉康二、大岩オスカール、岡田謙三、小沢剛、小谷元彦、風間サチコ、樫木知子、加藤泉、加藤美佳、金坂健二、草間彌生、鴻池朋子、小林孝亘、小林正人、近藤亜樹、塩保朋子、菅木志雄、須田悦弘、関根伸夫、辰野登恵子、束芋、Chim↑Pom、中村一美、奈良美智、名和晃平、西尾康之、蜷川実花、橋本雅也、舟越桂、町田久美、松井えり菜、丸山直文、Mr.、宮永愛子、村上隆、村瀬恭子、森村泰昌、森山大道、やなぎみわ、ヤノベケンジ、山口晃、横尾忠則、李禹煥
タグ:高橋コレクション