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VOCA展 梅沢 和木 [Artist]

毎年新聞屋さんにいただいているチケットで今年もVOCA展を観にいってまいりまし
た。
ちょうど上野公園の桜もだいぶ咲き始めていたので、花見も兼ねての鑑賞です。
当初あまり期待していなかった今年のVOCA展ですが、一転非常に強烈な作品に出会いました。
それがこちら梅沢 和木。
梅沢和木.JPG

タイトルは「すべてを死るのも」
高さ232センチ、幅372センチの超巨大作品です。

梅沢 和木はカオスラウンジでの展覧会以降、個展も含めちょくちょく見に行ってただけによく知ってました。
東日本大震災にインスパイアされて制作されたこの絵は、VOCA展の中でも特に目立っており終始人だかりであります。

佳作ということで受賞はしているのですが、今回のVOCA展のなかでは一番優れた作品です。VOCA展という展覧会上アート界でのしがらみなどの関係で大賞をあげるわけにはいかなかったのでしょうが。。

そもそもVOCA展とは全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介することを目的にしていますので、どうしても選考基準がアカデミックな、頭の固い学芸員の基準に合わさることにはなると思うのですが、それでもよく佳作賞をあげたものだと感心します。

インターネット上に散らばっているさまざまな素材画像を拾い集めることで表現するその手法は一時物議も醸しましたが、そんなことは関係なく表現し続けたことが、ある一定の形となって現れたわけです。
オタクの絵画と言われることもありますが、そもそも村上隆率いるカイカイキキのアーティストたちとはそのオタクのベクトルが違うようです。そのような意味では現在の日本では新しいオタクともいえます。 VOCA展のサイト上でも多少掲載されてますので、興味のある方はどうぞ。 http://www.ueno-mori.org/exhibitions/main/voca/2018/

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