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ジョン・カリン版画展 [Exhibition]

末広町の3331 Arts Chiyodaにある、キドプレスという版画工房で展示されているジョン・カリン版画展をみに行きました。

3331 Arts Chiyodaは旧練成中学校を利用して誕生したアートセンターで、地下1階、地上3階の館内には、アートギャラリー、オフィス、カフェなどが入居し、展覧会だけでなくワークショップや講演会といった文化的活動の拠点として利用されています。
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その中の一室にギャラリー キドプレスがあります。
ここでは、版画、絵画、立体作品を中心とした現代美術の企画展を定期的に開催しています。同じスペースに版画工房も有ります。

もともとは清澄白河の古いビルにあったのですが、取り壊しのため3331 Arts Chiyodaに2015年3月移転してきました。
コヤマトミオギャラリーとは古くからのお付き合いだそうです。

今回の展示作家ジョン・カリンはあの世界的なギャラリー、ガゴシアンの契約作家であり、このキドプレス版画工房で銅版画などを刷っているということです。
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ほんの小さなエッチング作品が90万から、7点シリースセットの作品も販売されていましたが、こちらは750万円と驚きの価格設定です。
こちらの販売価格はガゴシアンで設定するためにこうなります。

ジョン・カリンといえば、ポルノチックなおっぱい星人を書くことで有名ですが、日本ではあまり知られておりませんが世界的に有名な売れっ子作家です。
jonkarin.JPG
昔の作品ですが、今では億超えの価格で取引されていますよ。

私もずっと以前から好きで注目していましたが、版画なのにまさかここまでの価格が付いているとは思いも寄りませんでした。

こちらのサイトでも紹介しています。
http://reinoart.xyz/post-198/
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VOCA展 [Exhibition]

VOCA展というのは、全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介するかたちで行う展覧会です。今回は、33人の推薦者により32人の作家が出品いたします。

過去の受賞の多くは、いまでは売れっ子になって活躍されている作家も多くいます。
若手の登竜門としては数少ない信頼できるものだと認識しています。

そうは言っても多くのことは期待せずに、見た展覧会ですが、展覧会会場を入ってはじめに目にした作品から、そのレベルの高さに驚きました。

前田エマ。なんでもファッション誌やテレビCMで活躍するモデル業もやってると言うじゃないですか。そんなことは抜きにしてもその作品は絵画的にはまとまり、感覚の良さを感じさせます。ずば抜けた独自性があるわけでは無いですがこのくらいの作品はいつでも描けるというような自信が見られますね。
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なかに進んで言っても、それなりのクオリティーを保つ作品が続きます。
今実佐子の化粧品を使って制作された絵画。
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谷原奈摘子の極彩色の世界のなかで、闇から浮かび上がる女達の姿が冥土からの来客のように印象的でした。
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また、小林透の写真作品は、自閉症の弟を被写体にした数打奥の写真であるが、作者の長文の制作意図を読むと、彼ら自閉症の人たちの観る世界をより理解できるような気になります。
こっちの世界からは自閉症の弟を被写体にすることにたいしての後ろめたさなどがあるのを理解したうえで、あえて自閉症の弟の実態を提示することに意味を見出す作品となっております。
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今回個人的に好ましかったのは、大原美術館賞を受賞した原崎森平の作品。イラスト的な表現であるが、あの感じは個人的に大好きな作品です。
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問題は今回VOCA性を受賞した久門剛史の作品ですが、白いパネルに時計がありその秒針にの先に突いたルーペで極小の数字を眺めるという作品です。時間や記憶をテーマにし、新しい知覚を体験させるというものですが、これが大賞とは・・・いかがなものか?。
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では他に何がと言われても大賞を決定づけるほどの強い作品もなかったのは事実です。
VOCA展は今後も続けて欲しいのですが、これだけレベルが均衡している中での、新しい才能の発掘はかなり難しいと思われます。
それでも10年に一人くらいはあっと思われる作家の登場を期待して、今後も見守っていきましょう。



開催概要 名称 VOCA展2016 現代美術の展望─新しい平面の作家たち 会場 上野の森美術館 会期 3/12(土)〜3/30(水) 休館 会期中無休 開館時間 午前10時~午後6時 ※入館は閉館の30分前まで 観覧料 一般・大学生500円/高校生以下無料

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原田直次郎 展 [Exhibition]

明治の初期、36歳で夭折した画家原田直次郎。
江戸に生まれ、子どもの頃からフランス語を学ぶなど、西洋文化に触れて育ちました。やがて西洋絵画を学ぶため、高橋由一に師事し、1884(明治17)年にドイツのミュンヘンに留学します。
ミュンヘンで描いた《靴屋の親爺》の絵はどこかでお目にかかったことがあると思います。
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ミュンヘンでは美術アカデミーで研鑽を積み、画家のガブリエル・フォン・マックスにも師事しました。また、ドイツで出会った森鷗外と生涯にわたる友情を結び、鷗外の小説「うたかたの記」のモデルにもなっています。
現在埼玉県立近代美術館にて原田直次郎の展覧会が開催されています。


会期
2016年2月11日(木・祝)~3月27日(日)
※会期中に一部展示替えがあります。
休館日
月曜日(3月21日は開館)
開館時間
10:00 ~ 17:30(入場は17:00まで)
観覧料
一般1100円(880円)、大高生880円(710円)
※( )内は団体20名以上の料金。
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方(付き添いの方1名を含む)は無料です。
※併せてMOMASコレクション(1階展示室)もご覧いただけます。
主催
埼玉県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後援
東京ドイツ文化センター
協力
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
助成
公益財団法人ポーラ美術振興財団、芸術文化振興基金、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
協力
日本航空、JR東日本大宮支社、FM NACK5
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