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小西真奈 展覧会 [Exhibition]

小西真奈「どこでもない場所」
という作家の展覧会が新富町のアラタニウラノというギャラリーで開催されている。
http://www.arataniurano.com/
なんでも30歳までアメリカで活動していたらしく、30過ぎてから日本へ戻ってきたらしい(という話をちらっと聞いただけで確かではありませんが)。

まぁ、そんなことはいいのですがこの作家の作品なんと言っていいのか?
なんとも不思議な雰囲気のある風景画です。
作品も比較的大きく、その静寂感が見ていて不思議な寂しさ、不安感を呼び起こします。

なんか、昔見たアメリカの作家「エリック・フィシェル」http://hisamichi.seesaa.net/article/36116673.htmlや「エドワード・ホッパー」http://plaza.rakuten.co.jp/ekatocato/3005のような印象を受けます。

見た目は彼らの作品ほど暗くはなく、明るめの色調で描かれているのですが。
なんか雰囲気がにてるんだよな・・・
こういう具象的な絵でも認められるくらい現代美術も幅が広くなったということですかね。
個人的には好きですが、エリック・フィシェルやエドワード・ホッパーと比較してしまうと・・・・

しかし、この作品の中に潜む良さを分析する必要はあるかと思います。
でも、習作の小品は良くなかった。こんなの売っちゃいけないと思いました。


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あるが せいじ新作展 [Exhibition]

先週は東京モーターショーで発表された新型GT-Rに気持ちが行っちゃって、あっちの飛んだりこっちに飛んだりのあわただしい一週間でついつい更新をサボってしまいました。

六本木の芋洗坂に小さなギャラリーが集まってるビルがあります。
そのひとつヴァイスフェルトというギャラリーで開催されてました「あるがせいじ展」を先週見てまいりました。

あるがせいじは1968年、長野生まれ。東京芸術大学の工芸科(金工)を卒業後、大学院に進み、修士課程を修了しています。90年代の後半から、身近な素材である紙を使い、想像を絶する技術によって、凝縮された宇宙とも言うべき極めて精緻な作品群を発表してきました。普段は全く意識されない「紙の厚み」によって作り出されるそのミクロコスモスは、日本的な緻密さをも内包した、世界にも類例を見ないものです。「こつこつと」という言葉があまりにも当てはまるその作業の困難さから、展覧会開催にも時間がかかる事となり、一点たりとも在庫の無い人気作家でありながら、弊社による展覧会開催は実に2年半ぶりです。
という主催者側のPRにつられていってみると
う~ん。たしかに。紙を繰りくりぬいたり張り合わせたりして作った作品が展示してありました。よく見るとほとんどが正方形のくみあわせで、切り抜いたり張り合わされたり。
小さな作品ですが、不思議な世界が表現されており、独自の世界を形成してました。
こつこつ作業した結果の小さな作品がこれだけの表現力を持つのかというお手本です。
これを絵画と捉えていいのかはわかりませんが、絵は大きさじゃない、小さくても、しかも具象的な形を持たなくても力を持つもんだという典型的な作品でした。

根気の要る作業ゆえ、作品点数が少ないのですが地道に作り続ける作家です。

2年前の個展の様子を紹介してるサイトがございます。参考にしてください。
http://www.kgs-tokyo.jp/interview/2005/050611/0611.htm


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和解の酒 [ essay]

アウトサイダー・アート (光文社新書)

アウトサイダー・アート (光文社新書)

  • 作者: 服部 正
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2003/09/17
  • メディア: 新書

昨日は飲んで帰ってきた関係で、朝は電車で移動。車中読み始めた「アウトサイダー・アート(現代美術が忘れた芸術)」という本が結構面白かったのでお勧めです。

通常アートと呼ばれている以外の場所にも、アートは存在する。目を凝らせばアートは思わぬところに散らばっているものだ。私たちの目は、規制の枠組みに飼いならされがちだ。ちょっと油断してると、つい与えられたものがアートのすべてだと思い込んでしまう。アートの枠組みの外にあって、今のところアートと思われていないような表現にも目を向けていくべきだと。

まだ読んでる途中ですが、ちょっとした時間を見つけて読めそうです。
さて本題ですが、朝の地下鉄構内の駅張りポスターがふと気になりました。
江川卓と小林繁が照れながらただ立っているだけの大きな広告ポスターです。

これって、例のTVでやってるお酒のCMですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071010-00000023-dal-ent
ただ、このポスターだけを初めて見た人はもちろん何のことかわかりませんし、TVCMを見てる前提で初めて理解できるわけですし、それ以前に「空白の一日」事件知らない人にとっては意味をなさないCMです。マスコミ関係がこぞって取り上げるのを前提に作られているとしか思われないかなりリスキーな広告づくりをしているようです。
もちろん、話題性はあるし必ず飛びつくだろうという判断の元GOサインが出たのだとは思われますが。
そう考えたときに広告ってやつは、総合的にいろんなことを仕掛けて話題を作る知的ゲームということになりますね。
世界一の宣伝マンがイエス・キリストとよく言われますが、地道に宣伝活動して口コミで広げていくやり方とは違うゲーム感覚の手法は、これからますます増えるんでしょうね。
もちろん、はずしたときのリスクは大変なものになりますが・・・

私はこの広告好きです。
ちなみに昨日のお酒はワインとシャンパンでした。


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