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石田徹也 展 [Exhibition]

石田徹也遺作集

石田徹也遺作集

  • 作者: 石田 徹也
  • 出版社/メーカー: 求龍堂
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 大型本


この作家は最近知りました。すでにお亡くなりになっているのですが遺作集としての画集をあちこちで見かけますね。
神谷町まで来る用事が会ったため、ちょっと足を伸ばしてCB COLLECTION 六本木というギャラリーまでやってきました。
派手なビルの1階にあります。

http://www.cb-a.jp/

まず驚いたのが、意外と大きな作品ということです。
こんなに大きかったのかという感じです。また、不思議な絵です。
普通に描写してるのですが、日常生活に潜む不安や現代社会への風刺をテーマにしており、超現実的な感じがして見てるこちらまで不安になるような絵です。
画集で見てるのとはだいぶ趣が違います。
展示の仕方も暗い中でスポットを当てており、ますます絵の世界に入っていきそうです。

決してすごい絵だとは思いませんが、なかなか人気があるようで、2006年の香港でのクリスティーズのオークションで1200万円で落札されたということです。
展示作品は16点でしたが、画集にはたくさんの絵が掲載されており、生前はかなり精力的に活動していたようですがあっちの世界に逝ってしまったようです。

今回画集は買いませんでしたが、この余韻をしばらく楽しんでみます。こちらが落ちてるときに見る作品としてはs結構キツイデス。
こういう絵がいろんな意味でいろいろキツイデス。けっしていい絵というわけではありませんし、感動するというわけでもないのですが・・・・・

ちなみに、同じビルの隣にGALLERY TERRA TOKYOといギャラリーがあり、のぞいてみました。
こちらは、日本に限らず世界のコンテンポラリーアートが展示されてました。
お目当ての作家の作品お偶然ありましたが、価格未定ということです。

ところで、カイカイキキの青島千穂の版画作品がありました。
http://www.kaikaikiki.co.jp/artists/list/C6
かなり良いです。大きさも縦長で天地は150センチくらいの細長い作品3点です。
しかし価格が・・・・1点180万以上。

ちょっぴりアートバブルの予感もしましたが、マーケットは世界ですものね。
いまや、世界の金持ちが日本の現代美術に注目しています。
彼らにとってこの程度の金額はどうってことないでしょう。

10月29日からロサンゼルス現代美術館で開催される村上隆の回顧展・・行きたい!
http://www.kaikaikiki.co.jp/c-murakami/
世界中が注目してるアーティストです。
今回もまた大成功かな(笑)


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山本現代 [Exhibition]

神楽坂のギャラリー山本現代にて「Drive Your Insane」展といタイトルでグループ展やってます。
http://www.yamamotogendai.org/japanese/exhibition/index.html
出品作家は村山留里子、できやよい、富谷悦子、児嶋サコ、松井えり菜の女性5人。
10/15から11/3までの開催です。
今回はただのグループ展ですので、興味のある方は足を運んでもいいかと思いますがという程度です。
ちなみに、松井えり菜の作品は完売。

このギャラリー、神楽坂の印刷工場跡でオープンして4年。がんばってきました。
12月から白金の方に移転するようです。


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六本木クロッシング2007 [Exhibition]


非常に参考になるこのブログhttp://bluediary2.jugem.jp/?day=20071016を見て早速行ってきました、森美術館。
http://www.mori.art.museum/html/jp/index.html

ありがたいことに夜10時までやってます。

ただ森美術館へ行くたびに感じるのですが、「アート」がまるでファッションのように商業的に扱われているのに馴染めず、いつも何となく寂しい思いをしてしまいます。
アートはお芸術じゃなくもっと身近なもの。と常日頃から思ってるにもかかわらず昔のディスコにでも行ったような感じで黒服がいたり、やたらファッション的なミュージアムショップがあったりで、頭では理解していても生理的に違和感を感じざるをえない寂しさです。

また、それは今回の展覧会のテーマのクロッシング。「アートやデザイン、演劇、映像作品など全てのメディアの交流」でもある。

この展覧会は森美術館のキュレーター以外に3人のキュレーターの選出による36組のアーティストによる展覧会です。
カタログの作家紹介のところでそれぞれのキュレーターが紹介してるので、だれがどの作家を推薦したのかは推して知れるはずです。

それより注目は、キュレーター4人が書いているご挨拶文です。
くしくも森美術館キュレーターの荒木夏実が言うように、六本木という場と雰囲気に着目し、そのスタンスで定点観測的に日本のアートシーンを見つめていくことと宣言してますから、ファッションモリモリで良いのかも知れませんがね(笑)。
またこの展覧会キュレーターの一人、椹木野衣が書いてるように所詮美術館という枠組みの中での会場で、文学や音楽や映画、演劇など文字通りのクロスは最初から諦めざるをえない状況での展示。それに関しては事前に随分論議されたようです。

クロッシングといテーマを掲げているのに場は限定されている。コレこそまさしく商業的、デザイン的、ファッション的といわざるを得ないでしょう。
このあたりの中途半端さが、森美術館らしいのかも知れませんが。
ミュージアムショップにある村上の作品もアートに見えないのもこのあたりの理由か?
決して、都心の真ん中のビルの最上階に美術館があるからではないと思います。

前置きが長くなりましたが、展覧会自体は予想に反して良かったです。
面白かった。見る価値はあります。

圧巻は榎忠の「金属」。できやよいも良かった。
また、今年芸大大学院を卒業したばかりの冨谷悦子の版画も良いですね。原真一、中西信洋、名和晃平、四谷シモン、田中偉一郎、辻川幸一郎、宇川直宏、佐藤雅彦+桐山孝司も。
そして、狂気じみた新聞ドローイングの吉村芳生。すごいです、普通思いついてもあそこまでやらないでしょ。

逆に、分からない、理解不能なのが今回の飴屋法水。そして椹木が何故選出するのか理解に苦しむのが関口敦仁。
でも、半分以上の作品は見応えがあったのでこのような試みも良いかなと思います。
また時期を改めて見れば理解できるかも知れませんし。


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