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pen 11/1号 [BOOK]

「pen」11/1号は「1冊まるごと、現代アート入門!」というふれこみだ。

内容はというと、「現代アートを読み解く10の視点」とういことで特集が組まれ、ジャクソン・ポロックから最近のアジア現代美術の作家スゥ・ドーホーまで紹介されています。
編集部の独自の視点で紹介しているところが面白く、ハイレッドセンターや横尾忠則を2pづつ紹介していたり、別の特集「今を表現する、注目すべき作家たち」14人の中で加藤泉を作家とともに2p紹介しているところが注目です。

普通は限られた紙面の中で紹介するには出てこない作家たちなのですが・・・・・。
また、ハイレッドセンターの功績は今非常に見直されてるようで、あちこちで話題になってます。

戦後美術の検証があちこちでされてる昨今ですが、pen編集部のこの紹介は現代アートの潮流を紹介しながらも、ピンポイントで重要な作家を紹介しそれ以外の作家たちをばっさりはずしているところが面白いです。

まず、戦後のアメリカ現代美術の英雄といえばジャクソン・ポロックが登場します。
http://www.linkclub.or.jp/~kawasenb/polckn.html

そしてポップアートの王様 アンディー・ウォーホール。
それから、ここが独特なんですが日本の「実験工房」。
「実験工房」とは1951年、当時無名の無名の若手作曲家である武満徹、湯浅譲二、美術家の北代省三、山口勝弘。評論家の秋山邦春たちによって結成された現代のインターメディアの先駆けとなるグループです。戦前の前衛芸術運動を継承し、新しい戦後芸術の「実験」を目指したということです。

そして、今再評価の動きのある「ハイレッド・センター」。
http://www.kanshin.com/keyword/294447
サブカルチャーの旗手、横尾忠則

「ランドアート」を紹介して、ヨゼフ・ボイス。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88

80年代に世界を席巻した「新表現主義」。
そして、イギリスを世界の現代美術のひのき舞台に押し上げた「ダミアン・ハースト」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88
真っ二つに切断した子牛をホルマリン漬けにした作品とかが有名です。

そして、アジアも巻き込んでグローバリゼーションの波に飲み込まれた世界の現代美術。

現代アート入門としてはよくできています。
その後に続く、今を表現する注目する作家たちで取り上げられてる作家たちもいいですね。

ただ、ジェフ・クーンズや村上隆あたりに触れていなのは、あまりに有名すぎるからなのでしょうか?(笑)

Pen (ペン) 2007年 11/1号 [雑誌]

Pen (ペン) 2007年 11/1号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/10/15
  • メディア: 雑誌

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横須賀美術館  幻想美術館 [Exhibition]

澁澤龍彦幻想美術館

澁澤龍彦幻想美術館

  • 作者: 巖谷 國士
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 大型本

横須賀美術館で開催されてる美術館です。
カタログは既に一般書店で販売されてるのでご存知の方も多いでしょうが。

作家・批評家でありフランス文学者、そして美術エッセーでも大きく貢献した澁澤龍彦の没後20年を記念する展覧会です。
澁澤が発見し、賞賛した美術家80人の250点の作品が展示されており、著作や資料・遺品なども展示されており澁澤ファンにはたまらない展覧会です。

展示作品の一点一点には特別に美術史上の意義があるわけではありませんが、かなり偏った傾向の作非違が集まっておりました。
たまにはこういう展覧会も面白いと思いました。

カタログは既に入手済みでしたのでギャラリーショップで目に付いた横尾忠則の本を買って帰ってきました。いずれ横尾氏のこともふれていくつもりですが、なかなか展覧会がないのが残念です。
大きな回顧展もあったのですが、私が見逃してただけかも。

今日発売の雑誌「Pen」が現代アート特集。
良くできてます。入門書としてとても良いです。次回ご紹介します。


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現代グラフィックアートセンター [Exhibition]

だいぶご無沙汰してしまいました。

日曜日、ドライブを兼ねて福島県須賀川にある、美術館へ行って参りました。
東京方面からドライブにちょうど良い距離です。

http://www.dnp.co.jp/gallery/ccga/index.html

ここでは、おもにタイラーグラフィックという、アメリカにある版画工房の版画を展示してます。
フランク・ステラやリキテンシュタインなどが有名です。
大日本印刷の施設だけあって版、印刷がらみの展覧会が多いのですが、昔は大竹やステラ、福田美蘭など面白い企画展が多かったのですが、最近はおもに収蔵作品を様々なテーマで見せてるようです。

今回は版を使った1点だけの作品。コレを版画といって良いのかは謎ですが。
試みとしては面白かったのですが、作品がどうも・・・

ステラなどは良かったのですが。

過去の展覧会カタログをいくつか買って帰りました。こういう時もありますよね。




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