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ジム・ランビー展 [Exhibition]

ジム・ランビー展
http://www.ratholegallery.com/index.htm
やっと観てきました。

私が実物の作品を見るのは初めてですが、過去に大規模な展覧会は原美術館でやったようです。

本当に丁寧な仕事でしたね。

丁寧といっても、基本的にはテープを貼ったり素材を貼り付けたりで、無理やり作品ぽく仕上げようとして綺麗にまとめてるわけではありません。
素材を大胆に貼ってるだけ。

事前の緻密な計算なり、スケッチがあったうえでの作品の強さを見ただけで感じられます。

アーティスト本人が今回の展覧会のために来日し、作業はスタッフに指示してつかられたようです。

特にギャラリーの床一面に張られたマスキングテープなどは壮観です。
P1050723.JPG
もちろん土足で踏みつけてますよ。そうしないと展示作品見られませんから。

今回の展覧会は撮影OKということですので、たくさんの写真を掲載しておきます。
写真では細部のデティールまでは分からないと思いますが、少しでも雰囲気を感じてください。
P1050716.JPG
P1050717.JPG
P1050718.JPG
P1050722.JPG

ちなみのこの作品30センチ四方くらいの小品です。
P1050739.JPG
アルミ箔や銀箔みたいのが貼られており、チューブが真ん中から出てるような作品です。
いまや、ジム・ランビーは世界的なアーティストですから、この程度の作品で500万円はします。
こちらの会場のメインの作品は3000万以上の作品です。

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現代アートは金持ちの知的ゲーム? [Exhibition]

このサイトからもリンクを貼っているサイトで、面白い動画を紹介しています。

村上隆のベルサイユ宮殿での個展にふれて、2010年に山田五郎氏のTV番組での面白い映像です。

タイトルは「現代アートは金持ちの知的ゲーム?」

12分弱の映像ですが、面白いのでぜひご覧ください。


タグ:金持ち
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高階秀爾 「近代絵画史」 [BOOK]

高階秀爾氏は東京大学美術史研究室教授として数多くの著作を出し、ルネッサンス以後の西洋美術を専門としながら、日本近代美術にも造詣が深い人物です。
この「近代絵画史」は、中世から近代絵画への流れを明快に説明している名著です。

印象派がそれまで西洋の本流であったアカデミズムに反抗して、新しい美術の流れを作ったように言われるが、本書ではそのような視点を取っていなません。

むしろアカデミズムの中にあった写実主義やロマン主義の中にその萌芽を見出し、アカデミズムと印象派のつながりの中から次第に新しい美術運動が起こってきたことを解き明かす様子はさすがです。

本書を読むと近代絵画史はむしろ、写実主義やロマン主義から始まっていることが、よく分かります。

現代のアートも、突発的に発生してるように見えますが、そうではなく、連綿と続いている芸術の歴史の延長にあることが、100年以上前にも起こっていると再認識されるでしょう。
本書を読んでから現代美術に触れていただくと、また違った見え方が出来るかもしれません。
近代絵画史を知る上でのおすすめの一冊であることは間違いありません。



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