藝祭レポート。今年2015年の展示は? [ essay]
毎年行っている東京芸大の藝祭。
模擬店などもたくさんあり、イベントも3日間通してあるのですが、私の目的は展示です。
もっとも学生の作品展示ですので、そうそうすごいのを期待してるわけではありませんが、それでも半日かけて見る価値はあります。
やはり、ココにも流行があって年度ごとにそれぞれ傾向みたいなものが感じられます。
ゼロ年代は漫画やアニメをテーマにした作品がおおかったのですが、今年はそういう傾向に偏ってはいませんでした。
もちろんありますが、それ以外にあらゆる方向の作品が多かったですね。
芸術大学らしく、学生が今後何をテーマに制作していこうかと試行錯誤してる様子が感じられました。
正直一時期のようにあまりに早い段階でデビューを意識した作品作りはいいとは思いません。
すくなくとも、1,2年はあらゆるものを吸収する時期だと思いますし。
いつものように絵画唐Fまでエレベータで一気に上がり、順にゆっくり見てきました。
気になった作品のみご紹介しますが、私の目で見てこれが良質の作品という意味合いで掲載してるわけでは決してありません。
ココに紹介してない作品でもいいなと思うものは多少ありましたが、学生の今の時期にいい仕事をしているなという観点で紹介します。
藝祭レポート。今年の展示は?
オリバー・ラリック 個展 「TF」 [Artist]
およそ二年ぶりの更新です。
他のサイトを一つ閉鎖しようと思いますので、その記事を
このブログに記録するため転用していきます。
しばらくつまらない記事が続くかもしれませんが、またこのブログを充実していきますのでよろしく。
オリバー・ラリック 個展 「TF」
「ポスト・インターネット」世代のアーティストとしての現代的なセンスを備えながら歴史的な視覚文化を射程に置いたオリバー・ラリックの作品は、欧米を中心に高い評価を得ているということです。
オリバー・ラリック 名前すら知らなかったアーティストですが、なんか面白そうです。
流石に村上隆のギャラリーカイカイキキ。
世界のマーケットに精通しています。
この記事は2015年麻布のカイカイキキで開催された際の感想を転用してます。
他のサイトを一つ閉鎖しようと思いますので、その記事を
このブログに記録するため転用していきます。
しばらくつまらない記事が続くかもしれませんが、またこのブログを充実していきますのでよろしく。
オリバー・ラリック 個展 「TF」
「ポスト・インターネット」世代のアーティストとしての現代的なセンスを備えながら歴史的な視覚文化を射程に置いたオリバー・ラリックの作品は、欧米を中心に高い評価を得ているということです。
オリバー・ラリック 名前すら知らなかったアーティストですが、なんか面白そうです。
流石に村上隆のギャラリーカイカイキキ。
世界のマーケットに精通しています。
この記事は2015年麻布のカイカイキキで開催された際の感想を転用してます。
タグ:オリバー・ラリック
VOCA展 梅沢 和木 [Artist]
毎年新聞屋さんにいただいているチケットで今年もVOCA展を観にいってまいりまし
た。
ちょうど上野公園の桜もだいぶ咲き始めていたので、花見も兼ねての鑑賞です。
当初あまり期待していなかった今年のVOCA展ですが、一転非常に強烈な作品に出会いました。
それがこちら梅沢 和木。
タイトルは「すべてを死るのも」
高さ232センチ、幅372センチの超巨大作品です。
梅沢 和木はカオスラウンジでの展覧会以降、個展も含めちょくちょく見に行ってただけによく知ってました。
東日本大震災にインスパイアされて制作されたこの絵は、VOCA展の中でも特に目立っており終始人だかりであります。
佳作ということで受賞はしているのですが、今回のVOCA展のなかでは一番優れた作品です。VOCA展という展覧会上アート界でのしがらみなどの関係で大賞をあげるわけにはいかなかったのでしょうが。。
そもそもVOCA展とは全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介することを目的にしていますので、どうしても選考基準がアカデミックな、頭の固い学芸員の基準に合わさることにはなると思うのですが、それでもよく佳作賞をあげたものだと感心します。
インターネット上に散らばっているさまざまな素材画像を拾い集めることで表現するその手法は一時物議も醸しましたが、そんなことは関係なく表現し続けたことが、ある一定の形となって現れたわけです。
た。
ちょうど上野公園の桜もだいぶ咲き始めていたので、花見も兼ねての鑑賞です。
当初あまり期待していなかった今年のVOCA展ですが、一転非常に強烈な作品に出会いました。
それがこちら梅沢 和木。
タイトルは「すべてを死るのも」
高さ232センチ、幅372センチの超巨大作品です。
梅沢 和木はカオスラウンジでの展覧会以降、個展も含めちょくちょく見に行ってただけによく知ってました。
東日本大震災にインスパイアされて制作されたこの絵は、VOCA展の中でも特に目立っており終始人だかりであります。
佳作ということで受賞はしているのですが、今回のVOCA展のなかでは一番優れた作品です。VOCA展という展覧会上アート界でのしがらみなどの関係で大賞をあげるわけにはいかなかったのでしょうが。。
そもそもVOCA展とは全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介することを目的にしていますので、どうしても選考基準がアカデミックな、頭の固い学芸員の基準に合わさることにはなると思うのですが、それでもよく佳作賞をあげたものだと感心します。
インターネット上に散らばっているさまざまな素材画像を拾い集めることで表現するその手法は一時物議も醸しましたが、そんなことは関係なく表現し続けたことが、ある一定の形となって現れたわけです。
オタクの絵画と言われることもありますが、そもそも村上隆率いるカイカイキキのアーティストたちとはそのオタクのベクトルが違うようです。そのような意味では現在の日本では新しいオタクともいえます。
VOCA展のサイト上でも多少掲載されてますので、興味のある方はどうぞ。
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/main/voca/2018/