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FOUJITA  藤田嗣治 [Exhibition]

2015年11月14日より公開となる映画、日仏合作のオダギリジョー主演『FOUJITA』。
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モディリアーニやピカソ、アンリ・ルソーらとも交流を深め、当時のフランス”エコール・ド・パリ”の寵児となった日本人画家・藤田嗣治の半生を描く映画だ。

藤田嗣治といえば、あの乳白色の裸婦画が有名です。
1920年代のパリで、一躍人気画家になるが、第2次世界大戦を機に日本に戻りその後数多くの戦争協力画を描くのですが、ヨーロッパでは藤田嗣治が戦争画を描いていたことはほとんど知られていないようです。

パリでの生活で日々「日本人」であることを意識していた藤田は、少しでも自国に貢献したいと考えていたのでしょう。精力的に与えられた戦争画という仕事に没頭します。藤田が描いた戦争画の傑作『アッツ島玉砕』はあまりにも有名です。
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しかし戦後、日本画壇は従軍画家の戦争責任を糾弾しはじめます。

ヨーロッパでの成功に対する嫉妬も重なり、戦争協力の中心人物として強い非難にさらされた藤田は、再度フランスへ渡りそこで帰化し、二度と日本の地を踏むことはありませんでした。

フランスに帰化後、カトリックの洗礼を受けてレオナール・フジタになり、フランス政府からはシュバリエ(ナイト)の称号を贈られます。

日本から追いやられた藤田の心情などがどこまで伝えているのかはわかりませんが、この映画はちょっと気になりますね。


現在、東京国立近代美術館で「藤田嗣治、全所蔵作品展示。」が開催中です。

映画と同時に所蔵作品を見ることで、日本を追われた藤田の思いを感じられればと思います。



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五木田智央展 新丸ビル7F [Exhibition]

八重洲に用事があり、近くの新丸ビルで開催されている五木田智央の展覧会を見てきました。

昨年川村美術館での大々的な展覧会を見てから気になった作家でしたので、足を伸ばしてみてきました。

とりあえず入場は無料です。作品は商品ばかりでしたので川村個展とは比べないほうがいいと思いますが。
お時間のある方はどうぞ。
来週日曜11/15までの開催です。

五木田智央展 新丸ビル7F

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■ the MOTHER of DESIGN「GOKITA HOUSE」展 会期:2015年10月26日(月) - 11月15日(日) 時間:11:00 - 翌4:00 ※日祝・連休最終日は23:00まで 入場料:無料 会場:丸の内ハウス 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル7F

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村上隆展 森美術館 [Exhibition]

14年ぶりの日本の美術館での村上隆の個展。
もう永遠に日本の美術館では見られないかと思ってましたので感激です。
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とは言っても14年前とはだいぶ趣が違い、今や完全に世界のトップアーチストと互角に渡り合える技術とコンセプトに裏付けされた作品を量産する村上工房カイカイキキ。

その作品のフラットな質感は、まさに工場でしか作り得ない独特の作品です。言葉が出ない圧倒されるばかりです。
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どの作品も、またこれから制作されるであろう作品も安心して見ることができますので、注文が殺到してもおかしくないですよね。

今回は2012年ドーハで発表された「五百羅漢図」が中心ですが、他に数多くの新作。
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そして昔の作品を今の技術で制作した作品などもあり印象的でした。
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↓14年前東京都現代美術館で展示された727
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↓シルクスクリーンで制作された727-727
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↓今回展示されていた727-727
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すべての鑑賞者が思わず覗き込んでしまう、フラットな質感の画面
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