Y字路 [ essay]
表紙の写真が気になって、ラックから持ってきたフリーペーパー。
それは「メトロミニッツ」という。
特集テーマは「人と人が繋がる町の社交場」ソーシャル・アーバン・バルということだ。
バルとは、BARと書いて、英語でバー。イタリア語でバール。スペイン語ならバルと読む。
バーはオーセンティックなバーのこと。イタリアン・バールはどちらかというと、カフェに近い感じ。そしてバルというともっとも気楽な寄り合い所のようなしゃべり場でもある。ここでは、本来の自分にリセットできるのです。
そんな東京のバルを紹介してるのがこの号ですが、表紙の写真は東急東横線の都立大学にあるバルです。
この写真が気になったのは、ここがY字路だということです。
そう、あの横尾忠則が一時期集中して描き続けたY字路である。
http://www.1101.com/yokoo_tamori/y_joro.html
彼のY字路は、この世とあの世の接点、霊界への入り口のような印象を、見るものに強いてくるのですが、たぶんこの写真のカメラマンにはそんなつもりはないでしょうね。
ただ、横尾のY字路を知っていたとは思うのですが・・・
ただ、この写真を発見したことで、改めて横尾のY字路を見て、へんに感動してる自分がいる。
横尾の絵画は認めないと、このブログでもさんざん書いてきましたが、Y字路の画集を持っていたり、世田谷美術館の大回顧展も見にいったり、横尾忠則という画家の存在は何故か気になる。
いつの日か、横尾絵画が理解できる日が来るのだろうか?
変化してるのは私の方なのだろうか?
いずれにしても妙に気になる写真だ。
Twitterまとめ投稿 2011/04/22
- reinoartアーティクル賞グランプリ | http://ayanamirei.blog.so-net.ne.jp/2011-04-21-104/21 11:09