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デザイン・フェスタ [Exhibition]

初めて見に行って参りました。
「デザイン・フェスタ」
http://www.designfesta.com/jp/df/index.html

正直コレがなんなのか?よく知りませんでした。

まして、上野の森美術館の『アートで候』会田誠×山口晃 展を見た後で行きましたので、
全然期待しておりませんでした。

ということで午後から駆け足でみましたが、
会場は学園祭の雰囲気で、なんかいいかも・・・
ココに限っては、重すぎないトコがいい・・
まぁ、そんな中で軽いノリで数点の作品を買いました。

若い人たちを応援する意味でも、気楽に作品を買ってあげることが重要です。
正直、アートではないので気持ちは楽ですが、マーケットに流通することが大事です。
今の時点で勝負しても仕方がないし、長く作り続けることが大事です。
GEISAIなき今、無審査の展示会は数すくないし、コレはコレでありかなと。
この中からも注目に値する作家が出るかもしれませんし・・・

でも、「ロッカクアヤコさん」いましたよ。
今回は自分の部屋を想定しての作品づくりですって。
年内には個展開くそうです。今から楽しみです。


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『アートで候』会田誠×山口晃 展 [Exhibition]

http://www.ueno-mori.org/special/aida_yamaguchi/summary.html
「現代アートのツートップが上野に」
というキャッチコピーで煽っている展覧会がついに始まりました。

始まったらすぐ行こうとは思ってましたが、
正直それほどの期待はせずに行ったのですが、『ショック!』でした。

素晴らしい。こんなにこのお二人って凄かったのね。
しかも分かりやすいし。
かつて現代美術の展覧会でこんなに分かりやすい展覧会があっただろうか?

まずは会田誠・・・

学生時代の作品はどうでもいいとして、「大山椒魚」「ジューサーミキサー」「滝の絵」は圧巻でした。
こんな方法があったのかというくらいインパクトがありましたね。

あの有名な「紐育空爆之図(戦争画RETURNS)」も迫力でした。
こんな絵書くか?普通・・・アメリカに喧嘩を売ってるとしか思われなかったのではないかと、逆に心配しちゃいますよ。

「ポスター全18連作」28歳の時に描いた連作ですが、小1 あいだまこと、小2 会田誠、小3・・・・
などと、絵の下に名札が・・・
可成り政治的な感心は強いように思わせながら、ちゃっかり現代美術のゲームをやってる・・(憎いね〜コノ〜)

「風景の工学的記録におけるイコン化の確率に関する研究」・・
東京から高崎までの新幹線車内から撮影されたビデオを後で再生し、適当にプリントして独断で評価する。
前提として、平面作品は『イコン』と『マチェール』の2つの要素に分け、当然『イコン』は『マチェール』より偉い。
ということで、作品かゴミかに分類している。
面白いですね・・・。こうやって見ると世の中にはなんとゴミが氾濫していることかと・・・
さすが『発想(idea)』の職人!

山口晃に関しては今回初めてまともに作品を拝見したのですが、まず、その描写力(技量)に驚かされます。
学生時代に描いた「洞穴の頼朝」・・・
こんな絵を芸大生が描いてたなんて、とんでもないやつです。
もちろん教授にはこの絵の凄さが分からなかったようですが・・・確信犯ですね。

「東京圖 」シリーズ・・・
彼の技量と発想があってなせる技ですね。
我々日本人は、明治以前の貴重な絵を本気で見てなかったようです。

「山愚痴屋澱エンナーレ2007」もおもしろい。
こんな発想をするんですね。
特に「絵はこんなに役に立つ」「携行折畳式喫茶室」などはユニークですよ。

今や、作品の完成前から予約が入るほどの人気です。
とにかく今この二人からは目が離せない。
ちなみにお二方ともいい顔してます。アーティストの顔だ・・・。

上野の森美術館


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芸術起業論 [BOOK]

色々な方面からの彼の業績に対する嫉妬ややっかみの声が聞こえますが、彼は間違いなく日本美術界になくてはならない存在であり、世界で認められるアーティストです。 『芸術起業論』読みましたが、全く同感です。 私も同意できる部分を以下抜粋します。

『欧米を中心にした芸術の世界で取引されているのは、人の心です。』

『「勤め人の美術大学教授」が「生活の心配のない学生」にモノを教え続ける構造からは、モラトリアム期間を過ごし続けるタイプの自由詩しか生まれてこないのも当然でしょう。』

『ただ、芸術家が飼い慣らされた家畜のように生存できる日本美術の構造は、最高にすえたニオイのする「幸せ」を具現化した世界かもしれません。』

『価値や評価は、作品を作る人と見る人との「心の振幅」の取引が成立すればちゃんと上向いて行くのです。』

『知的な「しかけ」や「ゲーム」を楽しむというのが、芸術に対する基本的な姿勢なのです。』

『芸術とは、想像力をふくらませるための起爆剤が、いくつもしかけられていなければならないのです。』

『芸術作品はコミュニケーションを成立させられるかどうかが勝負です。』

『つまり芸術作品は自己満足であってはならない。』

『会社の業績が悪かろうが株価さえあがればいいという投資家の本音のように、作品の価値とは実体のない虚構から生まれるものなのです。』

『「おもしろくないのにみんなが見る」というのは、これこそ、まさに、アートです。』

『十九世紀の芸術に流通した「自発性」は長い芸術の歴史の中ではむしろ例外的なルールなのですが、日本ではいまだにこれこそが芸術だと信じられています。』

『芸術は「強烈な独創」が基準点で、前人未踏の新しさを世界に提案できるかどうかの勝負だから「唯一の自分」の発見はかかせません』

『「修行しなくてもやっていける」という思いこみがあまりのも蔓延しているので、僕は「この幻影は誰が発明したのだろう」と興味を持ってしまったりします。』

『アーティストの作るものは「新しい概念」で、そこにプロデューサが様々な要素を巻き付けてゆくわけです。』

『株式市場と同じです。時代の価値と気分が市場という総体を形成するように芸術の世界も気分は重要です。作品制作の傍らで時代のリアリティを検索し続けることも大事ですね。  つまり・・・・生き残るのだ、という情熱が不可欠なのです。』

『欧米のトップの美術評論家は、時代の基準をきちんと作ります。社会的にも、可成り尊敬されています。確実な評論の訓練を受けたインテリですから論説もきちんと定石を踏んできますし、だからこそ芸術という非論理的なものに興味をもち「わけのわからないものを論理で語ること」に挑戦出来るのです。』

『芸術で最も重要な問題は「いかに新しい表現を探し当てられるか」に尽きます。』

『客観的に歴史化してくれるということこそが芸術には重要なことなのです。芸術というのはそういう意味では自分の力だけで作るものではありません。美術の文脈や歴史とつながりながら作られるものが芸術なのですから。』

『若いこと、貧乏であること、無名であることは、創造的な仕事をする三つの条件です。』

芸術起業論

芸術起業論

  • 作者: 村上 隆
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本

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