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UBSアート・コレクション エド・ルシェ [Exhibition]

9月4日(日)まで東京ステーションギャラリーで開催中の「12 Rooms 12 Artists」展を見に行きました。

日本ではお目にかかるチャンスのない、ルシアン・フロイド、エド・ルーシェイが目的です。

この展覧会は、民間企業の現代美術コレクションとして世界最大規模を誇るUBSグループのアート・コレクションの一部を持ってきたようですが、なかでもルシアン・フロイドとエド・ルーシェイは相当なコレクションがあるようです。


エド・ルシェに関しては、初期のスケッチから、あの有名なスタンドの版画作品が複数展示されており充実してました。
ed01.JPG


有名な「20th CENTURY FOX」の下書きスケッチなども、極初期のルシェイの思いを素直に感じ取れ好感が持たれます。
ed021.JPG

↓こちらはオリジナルの作品
edo03.JPG
ルシェの作品は、主に言葉と広告媒体のイメージを用い、コンセプチュアル・アートとしての特徴を持ったものとして有名ですが、もとは1960年代の西海岸のポップアート運動の中から出てきました。

西海岸の広大な敷地の中のガソリンスタンドの風景を、広告的なイメージで書いているのが特長です。
本人はポップアートの画家と見られることをよく思っていないようですが、有名な「20th CENTURY FOX」などの作品を見ると、ポップアートそのものです。商業的なものが世の中をせっけんするまさにその象徴としての作品に見えるのですが、ルシェにとってはイメージ以上に「20th CENTURY FOX」という文字に可能性を見出していたのでしょうね。



スタンドの作品もそうですが、古き好きアメリカのイメージと、文字の組み合わせがマッチした不思議な作品です。
その後描かれることになる、一般的な風景と言葉の組み合わせによるちょっとコンセプチュアルな作品よりも、ずっと良いと思います。
ed005.JPG


もう一人の注目すべき作家はルシアン・フロイドですが、こちらは大した作品が来て無く、油絵で描かれた「裸の少女の頭部」という作品くらいが見応えありますが、彼の魅力はこんなものではありません。
オークションなどで高値で取引されている作品なども日本で見ることが出来るように祈っています。
fu011.JPG

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