中ザワヒデキ [Artist]
現代美術史日本篇よみました。
中ザワヒデキ氏を誤解してました。
単なるバカCGのイラストレーターと思っていましたが、れっきとしたアーティストだったんですね。
ちゃんと日本の現代美術の経緯を理解し解釈してるんですね。
特に80年代からのポストモダニズムの動き、パルコ系に代表されるサブカルチャーとの関係性など、
従来の正当派美術が黙殺してきた一連の動きを正しく理解しております。
90年代後半に突然、村上や奈良が出てきた訳ではなく、ちゃんと歴史がつながってる事を証明しております。是非読んでください。
1981年からの玄光社発行の「イラストレーション」誌。
これの解釈で大きく分かれるところなんですが、この雑誌はイラストの雑誌ですから間違いなく商業美術の雑誌なのですが、ここで繰り広げられていた誌上公募展「ザ・チョイス」。1985年に編集長が変わるまでの内容は当時最もエキサイティングだったと、かの村上隆が中ザワに語ってるらしく、この辺りをちゃんと理解出来る人間だけが、現在の日本の現代美術を引っ張っていると解釈出来る訳です。
中ザワヒデキ氏を誤解してました。
単なるバカCGのイラストレーターと思っていましたが、れっきとしたアーティストだったんですね。
ちゃんと日本の現代美術の経緯を理解し解釈してるんですね。
特に80年代からのポストモダニズムの動き、パルコ系に代表されるサブカルチャーとの関係性など、
従来の正当派美術が黙殺してきた一連の動きを正しく理解しております。
90年代後半に突然、村上や奈良が出てきた訳ではなく、ちゃんと歴史がつながってる事を証明しております。是非読んでください。
1981年からの玄光社発行の「イラストレーション」誌。
これの解釈で大きく分かれるところなんですが、この雑誌はイラストの雑誌ですから間違いなく商業美術の雑誌なのですが、ここで繰り広げられていた誌上公募展「ザ・チョイス」。1985年に編集長が変わるまでの内容は当時最もエキサイティングだったと、かの村上隆が中ザワに語ってるらしく、この辺りをちゃんと理解出来る人間だけが、現在の日本の現代美術を引っ張っていると解釈出来る訳です。
2008-05-14 21:04
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コメント(4)
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おはようございます。僕自身は、日本グラフィック展(パルコ主催?)以降の世代なのですが、グラフィック展真っ盛りの頃の作家さんたちのエネルギーが大好きでした。でも、日本の現代美術史の観点で見ると、レイさんのこの記事を読むにあたり、僕は断片的にしか把握していない事に気がつきました。現代美術史を読んでみようと思います。
変なコメントですみません。
by t-youha (2011-02-02 08:15)
>t-youhaさん
コメントありがとうございます。
結局日本グラフィック展は日々のというスターを生み出しはしましたが、アート界に対しては何もなしえなかったのですが、あのようなムーブメントが一企業主導で出来たことは良いことですよね。
その後のアーバナート展も含め。
今は元気ないですし、景気が悪いので企業に余裕がありません。
ただこれは余裕とかそういうものではないですが。
村上のように毎年赤字を出してもGEISAIを開催してるわけですから、ようは日本としてアートをどうとらえてるかの問題でもあります。
国連にあんなにお金を出してるのに、国連を無視するアメリカの言うことは聞いてるわけですから・・・
by レイ (2011-02-02 15:24)
>ようは日本としてアートをどうとらえてるかの問題でもあります。
そういう事なんですね。ちっとも考えた事がありませんでした。
目の前の危機をどう乗り越え、未来を築くのか、それを含めての活動、展開がなされている事を思うと、自分の中のアートというものに対する視野が、立体的に広がるような気がしました。
レイさん、コメントにわざわざ付き合って下さった事を感謝します!
by t-youha (2011-02-03 00:39)
>t-youhaさん
中ザワヒデキ氏についてはこちらにも書いてます。
http://ayanamirei.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12
by レイ (2011-02-03 16:24)