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CCGA現代グラフィックアートセンター [Exhibition]

福島県須賀川にあるCCGA現代グラフィックアートセンターにドライブを兼ねていってきました。
1年に2回ほど行くんですが、我が家から往復500Kmの距離はドライブにちょうどいいですね。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ccga/index.html
この美術館は大日本印刷が運営しており、世界的に有名なケネス・タイラーの版画工房で作り出された作品を多数所蔵しています。
タイラーグラフィックス・アーカイヴコレクションは、1960年代から美術史に残る版画作品を数多く生み出してきた刷り師ケネス・タイラーによって、1974年ニューヨークに設立された版画工房タイラーグラフィックス社の750点以上の作品と数々の資料で構成され、アメリカのミネアポリスにあるウォーカー・アート・センターと、日本ではここCCGAに収蔵されています。

コレクションの主な作家は以下のような世界のトップアーティスト達です。
フランク・ステラ、デイヴィッド・ホックニー、ロイ・リキテンスタイン、ジョセフ・アルバース、ロバート・マザウェル、ヘレン・フランケンサーラー、ジェームズ・ローゼンクイスト、エルズワース・ケリー、ジョアン・ミッチェル、アンソニー・カロ、ケネス・ノーランド、デイヴィッド・サーレ、ナンシー・グレイヴスなど

まれに、面白い企画展も行われるのですが、普段はテーマを設定してタイラーグラフィックス・アーカイヴコレクションの展示が多いです。
版画を新しい表現として革新的な作品を作り上げるさまは、ただのプリンターという事にとどまらず、作家並みの表現者ととらえても良いような気がします。

今回、リキティンシュタインの版画作品で金属箔を貼付けた作品を初めて見ましたが、すごいですね。
ここにある作品は、アートとしても商品としてもお金を払う価値のあるものばかりです。
これだけの技術を見せつけられてしまうと、多少値段が高くても納得してしまいそうです。
IMG_5700.JPG

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コメント 3

みかん

版画は私、リトで大学院まで行きましたが、刷り師と作家の関係が日本と西洋と違う価値観に思うね。
版画家は地位が西洋では低い。
「版」を使った表現というより、「複数制」の為と見なされる。
日本では浮世絵とか版を使った表現の伝統があるけれどね。
「本」で研究する日本と、「現物」を見る西洋との違いもあると思う。
私は版画は自分ではもう「モノプリント」しか興味は無いです。
by みかん (2008-04-30 23:10) 

レイ

日本では版画家っているけど、西洋では版画は作家のお遊び的な感覚ありましたよね、たしかに。
でも、タイラーは、版画を表現の一つとして取りくんでたようで、実際にココでお世話になってる作家たちの本業は版画家でないのですが、版画が表現として機能してるように思われます。
エディションだってモノによっては10も作れないようなモノもありますし。
複製性ということより版を使った表現としてとらえて。展覧会なんかもしています。
場合によってはエディション1なんてのも。
by レイ (2008-04-30 23:35) 

みかん

版画家で貧乏はxだと思う
作家は版画にしたいと言う画商がでてきて「なんぼ」って感じか?
ドガのエッチングの拭き取りの妙って感じのモノを大学生の頃見た。
あれは凄い!「版画」「モノプリント」の極地!
「版」による表現と言える。

でも社会的にはドガのその手の絵って「覗き」の始まりだとも言える。
「瞬間」そして、他の認識の有無って、それを「見る」「見たい」と
言うのは「個」「プライヴァシー」との関わりという「現代性」を
当時は「リアル」の言葉で解釈出来たのだろうか?
「踊り子」と「写真」って
下手すると「・・・」って世界なんだよネ。

by みかん (2008-05-01 06:52) 

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