SSブログ
RSS Feed Widget
livedoor Readerに追加
My Yahoo!に追加
Googleに追加

ロバート ロンゴ [Artist]

黒いスーツを着た男がのけぞって空中をさまよっているシーン。
白と黒で等身大くらいに写真のように描かれたドローイング。
とても都会的な印象を与えながらも、都市に暮らす我々の不安や恐怖を感じる作品。
1980年初頭、突然現れたこの作家は、日本でも紹介されているので可成り有名です。
青山のスパイラルホールでは大規模な展覧会も催され、ファンになった人も多いかと思います。

モデルは当時の恋人や画商などの身近な人たちということです。ロンゴは彼らをビルの屋上に連れて行き、テニスボールや石などを投げつけて苦悶する様子を撮影したそうです。そして、この写真をスライドプロジェクターで投影して、木炭や黒鉛でドローイングしてます。絵にするときには、よりインパクトのある表現にするため、上半身と下半身では別の写真を用いたり、髪やネクタイを激しく振り乱したりしました。ネクタイは時に首吊りしているように見えることさえあります。

しかし、こんな一瞬の動きを用いて不安や恐怖を表現するなんて、目の付け所がいいですよね。誰でもかけそうな手法を用いて、インパクトのある表現をする。
これ以降、ロンゴは様々な大作を作って行くわけですが、87年メトロピクチャーギャラリーの個展は凄かった。
最近ではその作品を見る機会もなくなってしまいましたが、どこかで見られるのならすぐにとんで行くんですが・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

デビット・サーレ横須賀美術館 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。