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日展 国立新美術館 [Exhibition]

国立新美術館で開催されていた日展の招待状を頂いたので観てきました。
昔なら興味もなかった日展ですが、いちどまっさらな眼で見直してみようと最近はこのての公募展にも足繁く通っています。

油絵らしい油絵を観たいという気持ちでしたが、これが殊の外良かったですね。

気になった絵を何点か紹介します。
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なかでもこの世界では大家である先生の中山忠彦という作家の作品が凄く印象に残りました。
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中山忠彦はホキ美術館でもみましたが、中心になる顔以外は筆のタッチも残しながら、いかにも油絵っぽい雰囲気がお気に入りです。

今後この中山忠彦についても研究していこうと思ってます。
nakayamatadahiko.JPG
もう83歳という高齢ですが、未だにこれだけの作品が作れるというのは立派なものです。
もちろん、公募団体は昔から様々なしがらみがありいい噂は効いておりませんが、そのようなこととは関係なく作品だけを純粋に観ていくつもりです。


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新制作協会展 国立新美術館 [Exhibition]

新制作協会展を初めて観てきました。

六本木の国立新美術館出10月2日まで開催されています。

先々週は同じ国立新美術館で開催されていた日展を見たのですが、もう何を考えてるのかって感じでブログにも描く気になれなかっただけに、今回の新制作展は期待してなかったにも拘らず大変楽しく観覧できました。

この新制作展、今年で81回目ということですね。
公募団体のかなでもかなり歴史のあるほうなんでしょうね。
まったくの予備知識無しで、期待もせずに見ていたのですが、いわゆる油絵の楽しさを彷彿されるような絵画がたくさん展示されており個人的にはとても楽しめました。

新制作協会は説明によると1936年協会創立となっています。
猪熊、伊勢、中西、内田(巌)、小磯、佐藤、三田の7名は、「反アカデミック芸術精神に於て官展に関与せず、我々は独自の芸術的行動の自覚に於て我々の背馳すると認めたる一切の美術展に関与せず」という主張をかかげて新制作派協会の結成を声明した。その後、旅行中の脇田、鈴木(誠)が帰京して加盟した。
ということです。


因みにアメリカでアーシル・ゴーキーが下の作品を描いていたのが1936年。
キャプチャアーシル・ゴーキー.JPG

猪熊弦一郎のこの作品が戦時下の1941年。猪熊の作品も今観るといいですね。好きです。
キャプチャinokuma.JPG

またピカソのゲルニカが1937年制作ですね。
キャプチャピカソ.JPG

新制作協会結成以来、変わらぬ主張を掲げ、アメリカ現代美術の傾向に流されずに歩んできた歴史はお見事です。
他の公募団体、たとえば、二科展など管理人は一切知らないので、日展だけを見て公募団体はだめだと決めつけル先入観を改めるべきだと思いました。

写真撮影も可能だったので、特に管理人の好みに会う作品を掲載しておきます。
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陶芸⇔現代美術の関係性ってどうなってるんだろう? 村上隆 [Exhibition]

8月30日まで麻布のカイカイキキギャラリーで開催中の展覧会を観てきました。
現在村上隆氏が注目している現代陶芸。
それは伝統的な陶芸の延長上にあるのでなく、現代に生活する現代美術との関わりが大きいのではないかと考えられる。
その仮説を検証するためのような展覧会である。
出品作家は『もの派』の菅木志雄や李禹煥、岡崎乾二郎。
そして80年代に現代美術の世界にはバブル期に隆盛を誇ったデパート系、特に西武セゾンやパルコなどのグラフィック系の公募展などが現代美術に影響を与えることになるのです。その代表作家として日比野克彦など。
あらためて当時の日比野克彦の初期の作品を観たのですが、これが結構インパクトありました。あの当時の状況を知っている管理人といたしましては、ここに日比野の作品が入ることでこの展覧会の企画意図を理解できました。
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70年代までアート界は完全にファインアートとグラフィック(コマーシャル)アートに分かれていましたが、このパルコの公募展をきっかけに30年後の今に繋がるアートシーンのキッカケになるのが日比野克彦なのです。
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