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ヴァネッサ・ビークロフト(Vanessa Beecroft)

ヴァネッサ・ビークロフト(Vanessa Beecroft)は
イタリア出身でロサンジェルス在住の
アーティスト。
彼女の作品はコンセプチュアルな要素をもち、
特に女性をモチーフにした大規模な
パフォーマンス作品の作家として有名。



この作家を知ったのは、あるファッション雑誌からです。
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の広告などでも起用されており有名なアーティストですが、興味を持って作品集を買いました。

衣服を纏わぬ女性たちが、同じヘアスタイル、同じ靴を履いて、舞台セット上で整列、そのまま静止し続けるパフォーマンスをあちこちで展開。
実際にそのパフォーマンスを見たことはありませんが、作品集の写真からでもその雰囲気は伝わります。

具体的に説明出来ませんが、私はこの作品凄いと思います。

なお、ルイ・ヴィトンが2005年にビークロフトとコラボレートした、裸の女性を並べて描いたアルファベットのシリーズが問題になったようで、ヴィトンは、コラボレートしていたアーティストのヴァネッサ・ビークロフトが、オランダ人グラフィック・デザイナー、アントン・ベイク(Anthon Beeke)氏の作品の著作権を侵害していたとして遺憾の意を表明した。

この作品が、ベイク氏が1970年に発表した「ネイキッド・レディース・アルファベット(Naked Ladies Alphabet)」と酷似しているとの指摘があったとのことです。。ビークロフトは、このアルファベット・ロゴを表紙に据えた作品集「VBLN」を出版していた。

でもどうなんでようね?
そんなことが問題になるなんて思えませんが。
女体アルファベットに著作権でもあるんでしょうかね?
ヴィトンも突っぱねればいいのに。

なお、ヴィトンのアート・ディレクターのマーク・ ジェイコブス。
彼は凄いですね。
村上隆やリチャード・プリンスとのコラボは感動ものです。
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横尾忠則 [Artist]


世界的に有名なグラフィック・デザイナーですが、1980年に世界的に巻き起こった新表現主義の影響をうけ「画家宣言」。

かつての、作品は今でも感動できるほどの普遍性のある作品ですが、画家宣言後の作品は認められておりません。

私もかつて大好きだった横尾の画家としての作品は認めておりません。いったい何がしたいのか? 私には理解できません。

2008年世田谷美術館にて横尾忠則の大回顧展が開催されました。デザイナー時代からの作品も含めほぼ全容を確認できる展覧会でした。
初期の油絵で描かれた、ルソーの模写みたいな作品も含め、有名なポスターなど圧巻でした。
が、画家宣言以後の作品には見るものなし。
やっと最後の部屋に展示してあった近作で、少しだけ横尾さんのやりたいことが分かったような気がしました。
画家宣言後25年、恵まれた環境でそれこそ毎日制作し続けて、やっと見えてくるもの。

もっと簡単にコンセプチュアルな作品を作っていれば、横尾さんならもうちょっと認められるのではないかと思いますが、そのような安易な道を望まないのがアーティストの性(さが)。
そういう意味では横尾忠則は芸術家だと思いますが・・・・
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オノ・ヨーコ という生き方 [Artist]

我々の世代ではオノ・ヨーコという名前は有名だ。
あのジョン・レノンを虜にし、ビートルズを解散に追い込んだ東洋の魔女。

当時マスコミを筆頭に全世界が彼女の敵だったはず。
世界中でヨーコの味方はジョンだけでした。
それが今や、現代美術の世界的祭典ヴェネツィア・ビエンナーレで、生涯業績部門の金獅子賞を受賞するほどの前衛芸術家として認められている。

「オノ・ヨーコという生き方」という本を読んで、彼女の生い立ちから経歴の全貌を知れば知るほど、時代に先駆けたその思想や行動がもたらした結果だと知るのだが、世界中の無理解に我が身をさらし、耐え続けられたものは何かと考えてしまう。

名家のお嬢様で正規の音楽教育を受け、何カ国語も話せる才女である。
幼い頃からかなり変わっていたようで戦争という時代をへて、ニューヨークで初期のフルクサスと関わりながらジョージ・マチューナスにも認められながらも、独自の道をあるいていく。

ロンドンでの個展でジョンと出会い、以後、様々な平和のためのパフォーマンスや革新的な音楽アルバムをリリースしていくが、当然ヒットチャートとは無縁。
ビートルズからジョンを奪った女性として世間に広く認知されていくことになる。

ジョンとの初めての共作『「未完成」作品第1番:トゥー・ヴァージンズ("Unfinished Music No.1: Two Virgins")』のアルバムジャケットやベトナム戦争に反対したイベント『ベッド・イン("Bed-in")』など話題だけは豊富です。

あの名作「ダブル・ファンタジー」の2曲目に収録されているヨーコの「キス・キス・キス」は比較的分かりやすいのですが、他の曲に至ってはこれが音楽?って感じです。
でもあの独特の唸りや叫びのようにもきこえる声は30年たっても忘れられませんが。

時代を20年先駆けてしまた女性アーティストとしては草間彌生もいますが、彼女のように逝っちゃった感じはみじんも感じさせず、年齢を重ねるごとに魅力的になっていくオノ・ヨーコっていったい何者なんでしょう?

今77才の彼女は、世界でもっとも有名な日本人女性です。
たしかにオノ・ヨーコという生き方そのものがアートであるとは思いますが、本当にジョンやヨーコが望んだ平和を人類は手にすることが出来るんだろうか?

それでもやはり「YES」と答える以外に人類に未来はないと思わせてしまうところがオノ・ヨーコのアートなんでしょうけど。

もうすぐ12月8日。ジョン・レノンが射殺されてからもう31年ですか・・・



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オノヨーコという生き方WOMAN

オノヨーコという生き方WOMAN

  • 作者: アラン クレイソン
  • 出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



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