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2015 ADC展   終わったか?ADC [ essay]

久しぶりに辛辣な記事を書きます。

現在、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の2015 Cの広告が朝日新聞に大きく掲載されていました。

今年のADC展は、2014年5月から2015年4月までの1年間に発表されたポスター、新聞・雑誌広告、エディトリアルデザイン、パッケージ、CI・マーク&ロゴ、ディスプレイ、テレビコマーシャルなど多様なジャンルからの約8,500点の応募作品の中から、80名のADC会員によって厳正な審査が行なわれ、広告、グラフィック作品の最高峰ともいえるADC賞が選ばれました。
ADC(正式名称:東京アートディレクターズクラブ)は、1952年の創立以来、日本の広告・デザインを牽引する活動を続けており、ADC賞は、その年の日本の広告・デザイン界の最も名誉あるものの一つとして注目を集めるものです。


という説明のとおり、デザイン会では非常に権威のあるものです。

が、広告には受賞された作品たちが掲載されてますが、「いつの広告なの?」という印象を持ってしまうほど古さを感じてしまいました。

広告は時代を映す鏡です。これはないだろうというのが第1の理由。

第2の理由として、今回のテーマに掲げられている「与(くみ)しない」

どちらにも、どこにも、だれにも、クライアントにも与しない。それがアートディレクションの伝達力。アートディレクションの優しさ。
とは??どういい意味ですか?

デザインが社会と寄り添わず何の意味があるの?
ずいぶんおごった考え方なんですね?
という印象。

発足から60年以上。広告業界で力を持つアートディレクターを中心の組織。勘違いしても仕方ないか・・・。

仮に100歩譲って、「与(くみ)しない」という立場を表明することで、社会に対するデザインの存在意義なり、影響力を考えてもらうための切り口だったとしても、作品がとにかく古臭い。

昨今の広告業界は確かに制作予算の削減で、経費をかけた広告作りが出来ない状況です。であるからその分、アートディレクターの力量にかかってるはずなのに・・・。

申し訳ないですが、時代はもうこれらの作品を必要としていない、もっとシビアな時代に入っているということです。

あくまで、個人的な主観で書かせてもらってますが、東京アートディレクターズクラブの若返りを図らねばこの組織の意義は無いなと、不安になったしまったから。

あのキラキラしていた80年代のADCに憧れたものとしての感想です。
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タグ:ADC展
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