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美術出版社が民事再生申し立て  [ essay]

帝国データバンクによると、「美術手帖」など美術・芸術関連の雑誌・書籍の出版する老舗出版社の美術出版社が3月4日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。
負債は2014年3月末時点で約19億6300万円。

 私も、「美術手帖」は定期購読しており、昨年12月に5年契約したばかりです。 

いつも17日には自宅へ届くのですが、今月はどうしたんだろうと思った矢先の出来事。
巻頭の挨拶で編集長の記事でこの事実を知りました。

幸い事業は継続し、「美術手帖」も発行し続けるようなので安心しましたが、日本で唯一の信頼できる現代美術のソース元ですし。

村上隆のカイカイキキも毎月広告出向して協力してるだけに、なんとか売れるような雑誌にしてもらいたいのですが。

もっとも昔に比べれば世俗的な内容になってきてますし、そもそも現代美術が他のカルチャーも取り込み一般的になじみやすいものになってるだけに、これから発行する、「美術手帖」に期待します。


しかし、以前から多額の負債を抱えていたようで、そこに加え業界環境の悪化から本業の出版事業の売り上げが落ち込み、苦しい資金繰りが続いていたということです。

法的に債務負担を圧縮できる民事再生の選択は正解だと思います。

少しでも、「美術手帖」ならびに美術出版社のお役に立てるよう一読者としてここの書籍を買っていこうと思います。

今月号の特集は山口晃です。



タグ:美術手帖
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