趣味のウォーホール② [ essay]
2010年のサザビーズのオークションで、アンディ・ウォーホルがコカ・コーラの瓶を白黒で描いた作品が3536万ドル(約29億円)で競り落とされました。
しかし、ウォーホールの初期の作品としては、このコカ・コーラとキャンベル・スープの缶を描いた絵があったのですが、人気があったのは圧倒的にキャンベル・スープのほう。
コンセプトとしてはどちらも同じなのですが、やはり絵柄によって人気って左右されるようです。
デザインの絵柄的にキャンベル・スープの方がインパクトがあったのでしょうね。
商品としては、圧倒的にコカ・コーラの方が、有名で売れているにも関わらずです。
キャンベル・スープのデザインは、それほど美しかったわけですね。
ちなみに、ウォーホールは、商品の荷造り用の段ボール箱とまったく同じサイズとデザインに模した立体作品を作っています。
ブリロ洗剤の箱が有名ですが、他にはハイツのトマトケチャップ、デルモンテのピーチ缶、キャンベルのトマトジュースの箱、ケロッグのコーンフレークの箱、モットのアップルジュースの箱なども作ってるんですね。
やっぱりモチーフもかっこよくて、分かりやすい方が一般受けしますし、結果的に人気が出て作品の価格も上昇するものですね。
たとえば村上隆の作品だって、Dobくん。だるまの画と比較すると人気があり価格も高いようです。
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