印象派はどうして世界を征服できたか? [BOOK]
人は絵画をただ単にそこに描かれているイメージだけでとらえるのではない、自身のステータス・シンボルだったり、文化的あるいは社会的なトロフィーとしてみているのだ。
印象主義は19世紀後半にフランスでおこった絵画の革新的運動だが、当初その作品は人々に理解されることがなかった。印象主義は、一般大衆のあいだに美術に対する当惑と激怒を引き起こした最初の現代美術である。
だが百年あまりたった現在、印象派の絵は世界でもっとも人気が高く、もっとも親しみやすい美術となった。
また同時に、印象派の絵は巨万の富の象徴ともなり、いまやモネ、ルノワール、ゴッホらの作品は、美術品としての価値を持つと同様に、金融的価値ももつようになった。
ではいったいどうしてこのような事態になったのだろう?
印象派の画家たちには富裕層を特に魅了する特別な何かがあったのだろうか?
そのような疑問に答えたのがこの本である。
著者のフリップ・フックはオークション会社サザビーズの印象派&近代美術部門のシニア・ディレクターとして30年にわたり活動し、その間、クリスティーズのディレクターを務めたほか、画商として国際的に活躍している。
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さあ、その答えは如何に?
先に一冊読みかけの本があるのでその後でこのブログで・・・
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