松井冬子について [Exhibition]
本日から成山画廊で始まった松井の個展をぶらっと見てきました。
今更説明するまでもない人気作家ですが、今回は初期のテーマの幽霊画や学生時代の習作など、成山画廊のコレクションの展示という事です。
「浄相の持続」とにたような構図で描かれた背中をむけて死んでいる屍体の肌の色が妙に艶かしくて、スポットライトのせいもあるのでしょうが、生きているように感じられました。
彼女は決して屍体を描きたい訳ではなく、内蔵をえぐり取られてもなおも情念で生き続ける女性の執念、性みたいなものを描きたいのか?
なんて思ってしまいました。
正直よかった、予備知識を持って改めて作品を眺めるとその良さが理解出来たりするもので、松井の作品の見方ってモノが少し分かったような気がします。
ちなみに今度の土曜深夜、4月20日に教育TVで放映された松井冬子の取材番組が再放送されます。
もう一度見てみようかなという気になりました。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/saiho/index.html
今更説明するまでもない人気作家ですが、今回は初期のテーマの幽霊画や学生時代の習作など、成山画廊のコレクションの展示という事です。
「浄相の持続」とにたような構図で描かれた背中をむけて死んでいる屍体の肌の色が妙に艶かしくて、スポットライトのせいもあるのでしょうが、生きているように感じられました。
彼女は決して屍体を描きたい訳ではなく、内蔵をえぐり取られてもなおも情念で生き続ける女性の執念、性みたいなものを描きたいのか?
なんて思ってしまいました。
正直よかった、予備知識を持って改めて作品を眺めるとその良さが理解出来たりするもので、松井の作品の見方ってモノが少し分かったような気がします。
ちなみに今度の土曜深夜、4月20日に教育TVで放映された松井冬子の取材番組が再放送されます。
もう一度見てみようかなという気になりました。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/saiho/index.html
松井冬子って日本ではホント凄いんですね。
TVの番組のあった一昨日か?
私のブログの彼女について書いたページへのアクセス、
「松井冬子検索」で来た人って30人程いました。
私の小さなブログにまで検索かけて凄いね。
でもやっぱ、多分一回見てみるだけで良いって言うか
私の好みの絵じゃないと思いますね。
まあ、アートに色々あっても良いけれど。
by みかん (2008-06-22 14:42)
私も彼女の作品はすきです。完成度も高い。
ただ、画廊での値段は高すぎるのでは?
by bolsa (2008-06-23 07:50)
bolsaさん
いつもコメントありがとうございます。
彼女の作品は作品単独で見ちゃ行けないんだと思いました。
大量生産もできないし、一点の作品に相当の時間がかかりますのでまぁ、多少高くても良いのかなと思います。
作品そのもの出ない部分での価値を認めるべきかなと思いました。
by レイ (2008-06-23 10:27)
みかんさん
NYでは本物を見る機会はありませんよね?
松井こそNYに持っていったら受けそうな気がします。
まだオークションでも1000万代で買えるでしょうが、NYあたりで火がつけば一気に暴騰しそうな感じですよ。
by レイ (2008-06-23 10:28)
たしかに相当時間はかかると思うのですが。。
これは山口さんやてんみょうやさんにより強くいえるのですが、
昔の日本画で同等の質のものが、彼ら現代の日本画よりかなり安い値段で取引されているので、釣り合いが取れないかんじがするのです。主題がちがうので違うともいえますが、最近のてんみょうやさんなど主題も単なるお侍だし。
by bolsa (2008-06-23 13:58)
前回と異なる視点での印象で、面白いですね。
アートの好き嫌いは各人それぞれで良いと思いますが、なにしろ強く惹きつける力があるのは事実です。
成山氏の美学が見出した2000年「試作」があってこそ現在があると思うと、今回画廊と個人象の思い入れがある作品ばかりだったのも理由かもしれません。
by panda (2008-06-24 17:53)
>bolsaさん
山口晃も天明屋も日本画と言う意識では私は見てません。
もちろん松井も。
全て現代美術と言う観点で見て面白いのであって、日本画として意識すると東山魁夷とかと比べるのもなんか違うかなと。
所詮、アートはハイ・エンターティメント。
これで良いのでは。
by レイ (2008-06-24 18:03)
>pandaさん
成山画廊は会社からすぐですから、ちょこちょこ行きますよ。
今週末には画集を引き取りにいく予定です。
それにしても成山氏変わってますよね(笑)
松井が売れて本当に良かったですよね。
by レイ (2008-06-24 18:06)