ひびのこずえの品品 [Exhibition]
「ひびのこずえの品品」展を見に行ってきました。
お盆の休み中は、クルマの渋滞が嫌で遠出を避けておりましたが、そろそろストレスがたまって来てますので、水戸まで軽く走りに・・・
ということで水戸芸術館で昨日から開催されている個の展覧会
http://www.arttowermito.or.jp/kodue/koduej.html
コスチューム・アーティストとして20年のキャリアをもつ ひびのこずえ
名前はもちろん知っておりましたが、作品に関しては興味も持っておりませんでした。
いつかは「家」を手がけたいという彼女。その第一歩として家具を手がけました。
ひびのこずえの家具の着想は「生活者として、主婦として、欲しいもの」と明快です。一般のデザイナーの場合と異なりこうした家具が生活にあればいいという現実的なイメージらしく、自由に発想してスケッチをもとに、製造メーカーと打ち合わせて実寸図面を起こしていきます。
最初の展示室には15台のハンガーラックが。直径19ミリのスチームフレームで作られた「コンテナワゴン」にはキャスターがついており、使わないときには畳んでしまえる構造になっており、移動も自由です。
でもどうなんでしょう??
ひびのこずえというキャラクターの作品としての価値しか感じられませんでした。
価格的にも安くないし・・・
決して欲しいくなるような家具ではありませんでした。
が、しかしコスチュームの方はなかなか良いです。
特に第1室の あるヘアメイク詩のために手がけた15着のコスチューム。
衣装デザイナーとしての彼女はやはり凄いです。コスチューム自体の販売もしておりましたが、大体13万円くらいで、コレなら作品としてお金を払う価値があります。もちろん実用的な衣装としては機能しませんが、作品としてのインパクトがあります。
残念ながら家具の方はその域までは至ってないようです。
これからの作品に期待します。
ただ、改めてコスチューム・アーティストとしての彼女を再認識出来たことは良かったです。
スケッチもなかなかのものです。
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