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ニキ・ド・サンファル [Exhibition]

NHKの日曜美術館で紹介してましたので、ご覧になった方も多いのではと思いますが、現在新国立美術館で開催中のニキ・ド・サンファル展。

あの、デブッチョでカラフルな陽気な女性の彫刻で有名なニキ・ド・サンファルですが、以前は、女の情念むき出しの見難い作品を制作していたのですね。

裕福な家庭に生まれ育ち美貌も兼ね備えていたニキ・ド・サンファル。
20歳を前に結婚し子どもを授かるも、次第に精神疾患に悩まされ、ついには、重度の神経衰弱に陥り入院も。

それまでの華やかな生活とはうってかわって、彼女を苦しめたのは一体なに?
そしてガウディばりの様々な破片を貼り付けた人体の絵画など。
niki01.JPG
その当時のニキ・ド・サンファルにとっては、表現することでしか自分の生命も保てなかったのだろうが、そして、子どもと夫を捨て・・。

やがて、射撃絵画でデビューするわけですが、画面に絵具を入れた袋や缶をなどのオブジェを貼り付け、石膏で覆い、銃で撃つ。当時のアート界にとっては衝撃的ですよね。
でもニキ・ド・サンファルにとっては、銃で撃たれ傷つい居ることは、まさにニキそのもの。

やがて、パリアート界の著名な画家たちと交流を重ね、作風も変化していくのですが、自分だけの苦しみだけではなく、女性そのものを開放し、女性の社会的立場の工場という社会の気運と一体となり、明るい希望みちたあの有名な女体彫刻が作られていくわけです。
niki02.JPG

この日曜美術館の開設はとてもわかり易く、展覧会に是非行こうと気にさせてくれます。
今まで、知っているようで、よく知らなかったニキ・ド・サンファル。
ぜひとも現物の作品を前に感じたいと思います。


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